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タンク密結形便器 手洗付密結タンク TOTO SH61BA の ダイヤフラム部 と 浮玉レバー を交換したので、備忘録として書き留めておく。
■ タンク密結形便器 手洗付密結タンクの調査
タンク密結形便器をリフォームして15年2か月になるので、故障に備えて交換部品を調査することにした。
タンクの正面に品番ラベルが貼られていたので、品名:手洗付密結タンク、 メーカー:TOTO(株)、品番:SH61BA#N11であることが判った。
TOTO ホームページにあるCOM-ET検索で「SH61BA」を検索すると 「SH61BA#N11」は販売終了であるが、色違いである「SH61BA#NW1」は販売中であることが判った。
よって、「SH61BA」の補修用性能部品は製造しているので、『補修用性能部品の保有期間は、製造打ち切り後〇年』という制約はまだない。注:2024/1/26 時点
「 SH61BA 水が止まらい 」をインターネット検索してみると、「トイレ ロータンク水漏れ 内部部品交換 TOTO SH61BA+CS60BM」のページが見つかった。
そのページには「排水弁 HH07043Z」 と 「立形ロータンク用ボールタップ13 HH06021Z」の構成部品である「ダイヤフラム部 HH11033R」の交換方法について詳しい説明が記載されている。
既に「排水弁 HH07043Z」の構成部品である「排水弁パッキン HH11027 を更新している」ので、「ダイヤフラム部 HH11033R」について調査する。
「ダイヤフラム部 HH11033R」を交換したカスタマ―レビューを参照すると、使用期間は 最短:10年、最長:16年、平均:13.3年 (世帯人員は不明)なので、予防保全としてダイヤフラム部を交換する。
さらに、「 SH61BA 水が止まらい 」をインターネット検索してみると、「トイレ ロータンク ボールタップ交換 TOTO SH61BAK+CS60BM」のページが見つかった。
そのページには「浮玉レバー HH07026R」が破損したため、「立形ロータンク用ボールタップ13 HH06021Z」の交換方法について詳しい説明が記載されている。
立形ロータンク用ボールタップ13 HH06021Z」を交換したカスタマ―レビューを参照すると、使用期間が分かる事例は1件と少なく 12年であった。
立形ロータンク用ボールタップ13 HH06021Z」を交換した事例が少ないため、その構成部品である「浮玉レバー HH07026R」と「浮玉 TH95142R」を予防保全として交換する。
■ 補修部品と工具の選定と購入
立形ロータンク用ボールタップ13 HH06021Z」の分解図に記載されている必要な補修部品は以下のとおりである。
補修部品    図番    発注品番    メーカー    実勢価格(税込)
ダイヤフラム部    HH11033R    HH11033R    TOTO(株)    ¥1,184 
浮玉レバー    HH07026R    HH07026R    TOTO(株)    ¥670 
浮玉    TH95142R    TH95142R    TOTO(株)    ¥896 

 

 

 

 

 

 

 

トイレ ロータンク水漏れ 内部部品交換 TOTO SH61BA+CS60BM」に記載されている必要な工具として下記を選定した。
工具    品番    メーカー    実勢価格(税込)
マイナスドライバー    -    -    所有
プラスドライバー    -    -    所有
ラジオベンチ    -    -    所有
■ タンク密結形便器 手洗付密結タンク ダイヤフラム部と浮玉レバーの交換手順
(1) 止水栓を閉める(マイナス ドライバーで右に止まるまで回す)。 注意: 止水栓を閉めないと水が噴き出して家財などをぬらす財産損害発生のおそれがあります。
(2) レバーハンドルを「大」側に回して、タンク内の水を流す。手でハンドルを数秒間保持して完全に水を抜く。タンク内に給水されていないことを確認する。

(3) タンクふたを垂直に持ち上げて外す。 注意: タンクふたは落とさないように注意する。 破損してけがをするおそれがあります。
(4) カバー(A)を垂直に持ち上げて外す。

(5) 浮き玉レバーの根元をラジオベンチ等でつまんで浮き玉レバーを外す。 注意: 下図の部分を押しながら上に持ち上げる。


(6) ダイヤフラム部を固定しているダイヤフラム押さえの四隅にある止めビス(4か所)をプラスドライバーで左に回して緩めて外す。
(7) ダイヤフラム押さえとダイヤフラム部を取り外す。

(8) 新しいダイヤフラム部をボールタップの切り欠きに合せて差し込む。 注意: 大きさの合った切り欠きに必ず差し込む。確実に差し込まれていないと水漏れして家財などをぬらす財産損害発生のおそれがあります。
(9) ダイヤフラム押さえを新しいダイヤフラム部に取り付けて、止めビス(4か所)をプラスドライバーで右に回して上下左右均等に軽く締め、しっかりと締め付ける。
(10) 新しい浮き玉レバーに新しい浮き玉を取り付ける。 注意: 止水位が同じになるように古い浮き玉の浮玉取付位置と同じ位置に取り付ける。
(11) 新しい浮玉レバーに弁座パッキンがついていることを確認する。
(12) 新しい浮玉レバー先端の突起部(2か所)を新しいダイヤフラム部にある圧力室の穴(2か所)へ、確実にはめ込む。 注意: 浮玉レバー両側の突起をカチッというまで確実に差し込む。浮玉レバーが確実に差し込まれていないと止水不良となります。

(13) ボールタップに浮玉を取り付けたあと、浮玉レバー部の外れ、ズレおよび浮玉が外れていないかを確認する。 注意: 確実に接続されていないと止水不良の原因になります。

(14) 止水栓を開ける前に、水が樹脂タンク外へ飛び出さないようにコップなどを手で持って手洗い連結管を覆う。 注意: 樹脂タンクと陶器タンクとの間に水が入らないよう下図のようにコップなどで手洗い連結管を覆う。

(15) 止水栓を開く(マイナスドライ バーで左に回す)。

(16)  タンクに給水させて水が止まったことを確認する。 
(17) 止水位がライン2(下図)にあっているか確認する。止水位がライン2(標準水位)にあっていない場合のみ下図の要領で調整する。

(18) カバー(A)を樹脂タンクにあわせて取り付ける。 注意: カバーやタンクふたなどは、確実に差し込む。 水漏れの原因になります。
(19) タンクふたを取り付ける。手洗い付きの場合は、A部をB部に垂直に差し込んでタンクふたを載せる。 注意: A部をB部に必ず差し込む。 確実に差し込まれていないと水漏れして家財などをぬらす財産損害発生のおそれがあります。


(20) 2~3度洗浄させて、便器・タンク内外への水漏れなどの異常がないことを確認する。
■ まとめ
タンク密結形便器 手洗付密結タンクのダイヤフラム部と浮玉レバーを交換するために必要な補修部品と工具の合計金額(税込)は \2,750 円であった。注:2024/1/26 時点の実勢価格
ダイヤフラム部と浮玉レバーのパッキンは著しく摩耗していなかったので、我が家の世帯人員では 15 年毎に更新する必要があると判断する。


水が止まらい時 や 補修用性能部品の製造中止時に「立形ロータンク用ボールタップ13 HH06021Z」を購入する。注:2024/1/26 時点の実勢価格
「SH61BA」の補修用性能部品が製造されているかどうか調べるため、定期的にCOM-ET検索で確認する必要がある。
補修部品    図番    発注品番    メーカー    実勢価格(税込)
立形ロータンク用ボールタップ13    HH06021Z    HH06021Z    TOTO(株)    10,157

 

 

 

排水弁の経年劣化により水漏れが発生する事象があるので、「タンク密結形便器 手洗付密結タンク TOTO SH61BA 排水弁パッキン 交換」を参照する。

整流スポンジの経年劣化により水漏れが発生する事象があるので、「タンク密結形便器 手洗付密結タンク TOTO SH61BA 整流ジャバラ 交換」を参照する。
■ 注意事項
タンク密結形便器 手洗付密結タンクのダイヤフラム部と浮玉レバーの交換は備忘録なので、このブログを参考にして起きた人的被害、物的損害については当方は一切の責任を負わないものとします。
参考にされる方は自己責任でお願いします。