着物というものを初めてに身に纏うきっかけとなったのが、卒後20年経って開催された同窓会でした。訳あって成人式に出席できる家庭ではなく、振袖着てないんだよね、私…っていう過去が湧いてきた。
「なるほど‥着物か‥悪くないかも」着物着て来る人そんなにいないだろうし、ちょっと気分上がるな🎵な〜んて軽いノリ。
いざ!百貨店へ。デパートは普通に出入りするけど、そこの呉服コーナーとなると話は別。
人生で一回も足を踏みれた事ない、私は普通だよね、っと自分に言い聞かせつつ。
何がどうだの、この着物はどこの何だの説明されても、わからないし、まだ興味もないから「…あの…なんでもいいんですが、せっかく誂えるし、今回限りではなく今後ももしかして着ようかなって思った時に着やすい柄とかにして下さい」(その時点でもうあわせ?ひとえ?えっ?なんの事?そりゃ私は一重瞼ですが、違うよね?)な〜んて事が頭の中で錯綜中。今思うと笑えますが、この時は本当に知識ゼロ。
呉服コーナーに居る時点でもう緊張して肩が上がってて店員さんの言いなり状態なんだからお任せしちゃいますよ。
そんなこんなでほぼ相手に選んでもらって、僅かに自分の了承も入っていて選ばれた着物がこの白大島。
「あなた、一番最初の着物が白大島なんか買っちゃって、もう上がりの着物じゃないのよ」なんてその当時友達に言われたりしましたが、無知って怖いですね。
今日のところはここまで。
次回は白大島とはなんぞやを深掘りし、帯コーデや八掛の色にも触れたいと思います。
