2025年3月の天河大弁財天社参拝の振り返り記録。

前回の続き。

 

3月末とはいえ、天川村の夜は寒かった。

けれど、宿の方が暖かく整えてくれた布団のおかげで、また静かな静かな夜のおかげで、朝までぐっすり眠ることができた。

 

目が覚めたのは、明け方に鳥の声が響いたから。

キジと思われる、甲高く、短い鳴き声が朝を知らせてくれた。

 

身支度を整えて、朝拝へ。

早めに行って、清浄な空気をいっぱい呼吸しようと急いだ。

 

思い出すのは、20数年前の3月。

元夫と朝拝に参加したが、参加者は私たち二人だけだった。

(祝詞に心を合わせていたその時、彼が切り忘れたケータイのアラームがけたたましく鳴ってしまったことも、忘れられない)

 

15年前のことも思い出す。

息子と二人でお参りに来た時も、朝拝参加者は二人だけだった。


だが、この日は違った。

拝殿いっぱいに床几が並んでいた。

以前は一列か二列だったのに……そして、7時前だというのに、何人もの人が拝殿にいる。

 

慌てて席を取ったが、すぐに床几はいっぱいに。

立って参加の人、拝殿に入りきれないで入口あたりに立つ人の姿も見えた。

 

巳年の今年は参拝者が多いと聞いてはいたが、これほどとは。


朝拝の後は宮司様からのお話しがあった。これも前にはなかったことだと思う。


時代が変わって、やり方も変わってきているのかと思った。


続きます。