前回のつづき。
行くことを決めてからも、計画は二転三転した。
さらには、宿に空きはあったものの、その日は都合により夕食が出せない、朝食は出せる。
周囲に食堂はあるが、営業している保証はないと言われた。
お湯はもらえるとのことだったので、覚悟を決めて予約。
当日は、近鉄でまず橿原神宮前駅へ。
そこから下市口へ。
懐かしい。
ここからは奈良交通バスに乗る。
下市口バス停には10数人が並んでいた。みな天川へ行くらしい。
曲りくねった道をバスに揺られながら、前に来た時と様子が違うことに気づいた。
前に来たのは15年ほど前で、子どもと二人だった。
途中、黒滝案内センターで降りて、道の駅で串こんにゃくを食べたり、川で遊んだ記憶がある。
それが、今回は通らなかった。
バスのルートが変わったのだろうか?
天河大弁財天社前のバス停に着くと、ほとんどの人が降りた。
まずは宿に荷物を置き、天河大弁財天社、来迎院にご挨拶。
村を歩き回るのは明日でいいか、と、その日のお参りはここまで。
どのみち翌日もバスで帰るつもりで、午後3時すぎまでは下市口行きのバスがない。
だから時間はたっぷりある。
早めの温泉へ。
前に来た時は、天の川温泉は出来立てだった。
その前に来た時は工事中だった。
また来ることができて本当によかった。
かわいい。
風呂上がりに地ビールを飲みながら、ぼんやりする。
宿では夕食はなかったが、たいへんあたたかくもてなしていただく。
駅で買い込んできた柿の葉寿司などで一人のんびり。
静かに夜が更けていきます。
続きます。





