昨日、金曜日のレッスン中に大きな地震が発生したため、レッスンが一時中断しました。
その後も揺れが続いたためレッスンを中止、
事務局の方々、講師の方々の先導で指定避難場所の明治神宮へ避難しました。
避難後、各自で携帯などによる情報収集を行いました。
避難する際、本当に心強く思ったのは、事務局や講師の方々だけではなく、
受講生が一丸となって、この非常事態に対応していたことです。
体調が悪くなった人に肩を貸す人、寒さに震える人のために上着や靴を運ぶ人、
家族の安否を気遣う人に優しく声をかけ、励ます人。
一年間、共に学んできた人も、違うクラスの人も。
「ライバル」であると同時に、かけがえの無い「仲間」だということを、心から実感しました。
私自身、実家が仙台であり、また宮城に多くの親戚、友人、知人がいるという立場だったこともあり、
講師の方、事務局の方、そして同じ受講生の仲間たちの言葉に、一体どれほど救われたかわかりません。
それから暫くして、鉄道の復旧の見通しが立たないという情報が入りました。
受講生の大半が帰宅できないという状況で、急遽スタジオを宿泊場所として解放していただくことになりました。
皆、いつでも退避できるよう荷物を傍に置き、靴も履いたままという状況で、その顔には緊張の色も濃くありました。
そんな中、何度もスタジオ内に足を運び勇気付けてくれた講師の方々、事務局の方々。
あたたかい差し入れの数々。不安だった気分も、だいぶ和らぎました。
一夜明け、午前中にようやく電車も復旧し、心からのお礼を述べて帰宅。
家族の無事も確認でき、ほっとしたところで今、ブログを書いています。
昨日、そして今日、このような非常事態の中で、多くの方々の優しさ、暖かさに触れることができ、
本当に、この「日ナレ」という養成所で学ぶことができる嬉しさを実感しました。
最後に、この震災で犠牲となった多くの方々に、心からのご冥福をお祈り致しますと共に、
未だ行方が不明となっている方々の無事を、また、被災した方々に、一日も早く安心できる日々が訪れることを
心からお祈り申し上げます。