※ ニョロニョロも釣れました

 

 

コロナ過で足が遠のいた浜名湖へ、久しぶりにお仲間と二人、船釣り遊びです。

嬉しくも、期待以上の大漁でした。

「たも・たも~~ぉ」・・・興奮した声が何度も船上を飛び交いました。

珍しくウナギも釣れました。

 

家に帰って ちゅー殿のお言葉~「ウナギが釣れたのが・・・珍しいの??」

みなさん~「浜名湖」と言えば、即座に「ウナギ」を連想しますが・・・

浜名湖の中には、常にウナギがうようよ泳いでいる訳ではありません。

 

御存じ・ウナギの産卵場所は日本から遠く離れた赤道近く、マリアナ海域の海底海山周辺。

卵から孵化した稚魚は、北赤道海流に乗り、成長しながらフイリッピン沖までたどり着き、

再び黒潮に乗って、一年近くをかけて春先に日本列島沿岸にたどり着きます。

日本沿岸にたどり着いた稚魚「シラスウナギ」は、夜中に其々に河川を遡上します。

その後5年から8年をかけて成魚となり、やがて冬が近くなると再び河川を下り、

日本列島から伸びる海底山脈に沿ってひたすら南下、生まれ故郷の産卵場を目指します。

そして産卵を終えた日本ウナギは、そこで一生を終えると言われています。

 

我々は、春先に日本沿岸にたどり着いた稚魚「シラスウナギ」を捕獲して、

浜名湖周辺の豊富な地下水を利用して養殖池を作り、稚魚を育てます。

決して・・・浜名湖の中でウナギがうようよ泳いでいる訳ではありません。

 

ただ、何処の世界も変わり者はいるもので、稚魚の時川上へ遡上する事なく、

浜名湖の中を住処として、一生うろうろしているのも居るようです。

 

ウインク 蛇足ですが・・・「ウナギの旬はあるのか??」

端的に言えば、スーパーで売られている蒲焼きは養殖物ですから、旬はありません。

又殆どが冷凍保存運搬ですから、仕事が暇な時に加工する為ますます旬は有りません。

ただ、天然物については、今から深海へ産卵にいく落ちウナギ(川下りウナギ)は、

たっぷり栄養を付けて長旅に出ますので、これは良く肥えていて美味しい。

その時期は「秋から冬にかけて」と言われています。

故に、強いて言うなら「ウナギの旬は初冬」といえます。

 

 

↓↓ 黒鯛・キビレ・平鯛。 右上が鱚二匹。左下がウナギ一匹です。

 

↓↓珍しく、昼間にウナギが釣れました。

    夜釣りで、ウナギやアナゴを釣りに行くことはあります。

 

↓↓浜名大橋の向うには、太平洋が広がっています。

 

 

↓↓孤高の釣り人です。同じ船に2人いて、2人とも釣れる訳ではありません。