アクセス解析も全く見ていなかったのですが、
更新していなくても、
毎日何十人もの方が訪れてくださっていて嬉しいです♪
ありがとうございますo(^▽^)o
中には、武蔵美の課題を検索して来てくださっている方も!
通信だと、一緒に学ぶ仲間とはスクーリングぐらいでしか
顔を合わせる機会もなく、
自宅で課題をこなすのは孤独で忍耐のいる作業だったりしますが、
このブログが少しでも参考や励みになると嬉しいです。
という訳で、工芸Ⅰの授業のレポートをして行きます(^O^)/

▲「染の里 二葉苑」に飾ってあった江戸更紗ののれん。
中東風デザインを取り入れた象の絵柄がとても可愛い。
初日の23日の午前中は、教室での講義。
プロダクトデザイン、モダンデザインの歴史から、
デザインの役割、近現代の工業、マーケティングについて学びました。
近年は、大量生産によって合理性や機能性が重視され、
心の充実感を置き去りにして来たという、
先生のお話が印象に残りました。
近代社会が疎外していた、歴史・伝統・習慣について
もう一度問い直す時代が来ており、
価格よりも精神的な側面が評価され始めているようです。
ユニクロやH&Mなどのファストファッションや
ニトリやIKEAなどのファストファニチャーが業績を伸ばし、
大量に消費される昨今。
心からその商品が気に入って、購入することもあるかもしれません。
しかし、価格が最優先になってしまっている場合も
多いのではないでしょうか。
その結果、気に入ったものでなくても、
とりあえず安いという理由で購入し、
購入したけど着心地・使い心地が悪く、
使わなくなり、不要なものが増え、
ものに対する愛着が湧かず、大切に扱わなくなる…。
特に好きでもないものたちに囲まれ、心の充実感が得られない生活。
確かに、価格が安いのはとてもありがたいことです。
しかし、心の問題だけではなく、
価格競争により、工芸品など質の良いものが売れなくなり、
作られなくなってしまって行くのは、悲しいことです。
そんなことを考えさせられました。
そして、午後からは、工芸品を作っている現場や工芸品の見学。
本や雑誌、インターネットを介して得た情報は、
一度他人の解釈によって編集されているので、
実際の現場に足を運び、自分の目で見て確かめるのが一番だという
先生の方針です。
まず、訪れたのは、新宿区中井にある「染の里 二葉苑」。
主に、江戸小紋や江戸更紗を扱う、染め物工房です。
▼「染の里 二葉苑」のWebサイト
http://www.futaba-en.jp/history/index.html
染め物の歴史や作業の流れなどについては、
サイトで分かりやすく解説されているので割愛して、
今回は、現場で撮影させていただいたお写真をご紹介します。


▲図案を起こしているところ。これをもとに布に染色する際の型を作ります。


▲とても繊細な模様ですね。仕上がりに合わせた色が載せられています。

▲図案を起こす作業場の道具たち。




▲糊やろうで防色した白生地に染色しているところ。布を宙に浮かせて作業します。


▲染色中の生地を拡大。

▲防色のためのろうを塗っているところ。ろうを溶かしながら作業します。

▲ろうが塗られたところを拡大。

▲染色に使う道具たち。オリジナルの色が2,000~3,000色もあるのだそう。
注文を受けた際に、ない色は一から作ります。

▲工房で染色の体験もできるそうです。
工房は、近代的なとても綺麗な建物で、
20代ぐらいの若い方が従事されており、
着物だけではなくオリジナルの製品も販売されていて、
訪問する前に勝手に抱いていた
何だか古くさそう、というイメージとは全く異なりました。
伝統工芸という、過去から受け継いできたものを残しつつも、
近代的な要素を取り入れており、
古いものと新しいものが上手く融合していると感じました。
今後の伝統工芸のあり方を考えさせられる、良い経験でした。
そして、先月、偶然にも目黒雅叙園で
「婦人画報×美しいキモノ 京の美と技 KIMONO展 at百段階段」があり、
染め物の工程をビデオ上映しているのを見ていたので、
理解もスムーズでした。
ただ、今回、実際の現場で作業しているところを目にすることができて
ビデオとは印象が全く異なると感じました。
現場では、全体を見渡すことができ、場の空気を感じられます。
百聞は一見に如かず。
先生がおっしゃっていたように、
現場へ出向いて見てみるのが一番ですね(*^^)v
