読み:かきしぐれ

(「かき」は接頭語) 空が一面に曇って、時雨が降る。
時雨の降りそうな空模様になる。

更級日記
「僧坊に行き着きたる程、かきしぐれたる紅葉の、
類なくぞ見ゆるや」

出典:美しい日本語の辞典


鎌倉時代の歌集 夫木和歌抄(ふぼくわかしょう)
「時雨ゆく片野の原の紅葉狩 たのむかげなく吹く嵐かな」

「時雨」と「紅葉狩」の二つの言葉には、
深い結びつきがあるようです。



Autumn leaves




雨に濡れた慕情