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読み:あまりゅう
中国における想像上の動物。
雨を起こすといわれる。
龍の一種でとかげに似ているが、大型で角がなく、
体は黄緑色、尾は赤く細い。
うりょう。あまりゅう。みずち。
出典:国語辞典
【文様と家紋】
元々は中国より伝来した文様ではあるが、伝来当時は
「流行らなかった」ようで、家紋として用いられることにより
意匠が安定したようです。
文様から家紋へ、家紋から文様へと発展。
現在では雨龍文様は着物などにも小紋柄としてもよく見られるが、
これは家紋としての意匠を元にしたもの。
雨龍の初期の意匠は正に龍のようなものであるが、時代が下ると
ともに徐々に現在の文様の雰囲気となってくる。
家紋として用いられた理由は「成長」を意義とする。
また、その名の通り「水龍」であることから、水神として崇められ、
雨龍に雨乞いをしたとも言われる。
家紋となった雨龍の意匠は「水」をモチーフとし、浪紋の雰囲気を
持つ。目が丸いのは水しぶきを表現している。
京都の天竜寺と南禅寺の寺紋として有名。
高知県仁淀川町の中津渓谷に在る 雨龍の滝
★本★
雨をよぶ龍 4年にいちどの雨ごい行事/秋山 とも子
埼玉県鶴ケ島市脚折地区に江戸時代から伝わる降雨祈願の行事。
昭和39年を最後に途絶えましたが、昭和51年に復活、以後4年に
1回行われています。
農村における手仕事の技の継承という意味でも貴重な行事です。
国選択無形民俗文化財・鶴ケ島市指定無形文化財。
竹と麦わらで作られる「龍神」は長さ36メートル、重さ3トン。
約300人の男たちで担がれ、白髭神社から雷電池までの約2キロ
の行程を練り歩きます。
雷電池に到着後、池に入ります。池のなかをぐるぐるとまわって、
最後は担ぎ手たちの手で「龍神」は解体されます。
日本各地で行われている伝統行事と人々の暮らしに目を向ける
きっかけになる絵本です。
龍神の雨/道尾 秀介