「さちこおばちゃん」とは私のおばあちゃん妹、お母ちゃんの叔母。私にとっては大叔母にあたる。
一昨年天国に旅立った大好きな さちこおばちゃん。
朝、目覚め間際、…珍しくおばちゃんの夢を見た。
「おばちゃん淋しいのよ…、ちょっと色々話したいこともあるし……」…たしか電話口でこんなこと言ってた おばちゃん。
「そうや、最近母のことばっかりでさちこおばちゃんのところに顔見に行けてないわ…
」


~~そう思って、目が覚めた。~~
夢を見たその日、5/17はおばちゃんのお誕生日だった……!! びっくりした!。。。

おばちゃんの誕生日忘れてたっ!ごめんm(_ _)m
(でも、なんとく おばちゃんらしいな(笑)
何でもない日に夢に出ても私がスルーしてしまうことがバレてるみたい…)
仕事、自分の生活、お母ちゃんのことで、おばちゃんのところにずっとお参りに行けてないから、今週末は母と二人でおばちゃんに会いに行こう

さちこおばちゃんは大正生まれにしては珍しく、結婚せず生涯独身を貫いて美容師としてバリバリ働いていた。
鹿児島から大阪へ出てきて 子どもが4人いて経済的にきつかった姉(私のおばあちゃん)家族をいつも助けてくれたさちこおばちゃん。
美容師 引退後は気の向くまま、 生まれ故郷の鹿児島に移住してみたり…(といっても70代にしてはすごい行動力)…そのあと また大阪に帰ってきたり、私たちの近所でひとり暮らししていた。
一人でたまに遊びにいって、恋愛相談したり、紅葉を見に行ったり、一緒に美術館に行ったり。スタバに入って「まぁ!大きいコップやねー」と驚いてみたり。かわいいおばちゃん。
ずっと一人で生きてきたおばちゃんは女性特有のベッタリ感が全くなくサッパリしていて、それでいて天然!(笑)。
おばちゃんの性格で一番感心したのは「誰かを羨んだり、妬んだりすることがまったくない」こと。
目の前にいる人をまっすぐ励ましたり、応援してくれる

おばちゃんは″孤独″とも″淋しさ″ともちゃんと仲良くできてるんだな、そんな生き方がかっこいいな、と憧れだった

……おばちゃんに、とうとう認知症の症状が出はじめて、デイサービスに通う段取りをつけて、いよいよサービスを開始しよう…とした矢先、肺炎にかかっていることが判明して そのまま入院。。。
急性期病棟を経て退院→特養へ。
亡くなるまでこの特養でお世話になった。
おばちゃんには旦那さんやこどもがいないので身の周りのこと、手続き、成年後見人の補佐などは私がやっていた。(この頃にはお母ちゃんに認知症の診断がされていた)
さちこおばちゃんとお母ちゃん、そして私は波長が合うのか3人集まってしゃべるとゲラゲラ笑いが絶えず、なんだかんだ長々おしゃべり

おばちゃんのお誕生日に私がプレゼントした口紅をつけようとするお母ちゃん(元 カ◯ボウ美容部員)
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さちこおばちゃん、ずいぶんご無沙汰してます。今週お母ちゃんと二人でお参りに行くからね





もうちょっとだけ、待っててな~
