「お母ちゃん仕事したいねん…」

…いつもこの件で母から電話がかかってきます。
母は働き者です

独身の頃は新幹線の食堂車や化粧品会社の美容部員。
父と結婚してからは家業の縫製工場で夜中まで慣れないミシンを踏み、父より働きました。
離婚してからは市場で夜中の売店の店員、そのあとはたこ焼き屋のおばちゃんとしてずっと働いてきました。
なので、「生きること=働くこと」です。
だから、いま月曜~土曜までデイサービスに行っていることは本人的には「遊んでるだけ」と思い、どうも納得できないようです。
(みんな良い人たちだし居心地は良いと思っているようです)
「お母ちゃん、今なら体も動くし、お金稼がなあかんねん。毎日毎日遊んでるわけにはいかんねん。
…どこか働くところないの?!
」と。。。

焦りから怒った口調の時もときもあるし、相談したいと冷静な口調の時もあります。
毎回テープレコーダーのように「年金もらうようになったからお金の事は大丈夫やで。」と話しますが…すんなりとは納得してくれません。
今日はダメもとで「年金プラスアルファーで、市から補助金(高額介護/予防サービス費)をもらってるから心配ないよ」と話すと…
「へぇ!そうなん、じゃ働いたら補助もらわれへんな」とやけにすんなり納得してくれ、
私も「そ…、そうそう!!そうやねん」と便乗。次からこの話を持ち出すことにします(笑)

働いて収入を得て、自分の好きなものを買う。
生きがいや達成感を得る、ということはとても大切なことですよね。
最低限の年金で自由になるお金は少ないし(笑)、母の飼っている老犬の病院代がやたら高くて、私は毎日犬の為に働いてる気がすることも多々あるけど…(笑)

あとはお母ちゃんの“生き甲斐“を探すことが今年の目標です

母がデイに出掛けたあと家に行ってみたらこんなメモが…

働きたいということは何度も母から聞いているけど、このメモを見たらなんだか切なくなりました

お財布に入っていたはずの1万2千円がただいま行方不明です。だから手持ちのお金がないとのこと。
明日捜索に行く予定です。
…それにしても、お母ちゃん なんか桁が多くない?!(笑)