お母ちゃんがはじめて認知症と診断を受けたのは、もともと家族でかかりつけになっていた内科も診てくれる整形外科病院



そこから精神科のおじいちゃん先生の病院への通院を経て、現在は車で30分のところにある認知症専門ドクターのところでお世話になってます。


こちらのドクター、「お医者さんでもこんなに腰の低い優しい人がいるの??!!って衝撃を受けるほど素晴らしい人柄きらきら!!
診察の際も必ず母の目を見て、あれこれ分かりやすく説明してくれるし、母の話をしっかり聞いてくれる!
このドクターの病院にはネットのクチコミを片っ端から調べてようやくたどり着きました。


認知症の外来でありがちな、患者をいないように扱う診察ではありません。


奇跡的にこのドクターのところへたどり着けたのは本当に幸せだったな~と思いますが…
それには「絶対にいいお医者さんを探してやる!」と心に誓った出来事がありました。


まだおじいちゃん先生のところへ通っていた頃、薬をもらって世間話をするだけの通院で母の様子は変わらないし…1回大学病院でしっかり見てもらおうと、重い腰をあげて大学病院を受診。。。


大学病院 脳神経内科のドクターは、パソコンの画面だけを見ながら、家族である私にだけ近況を聞き、めんどくさそうに長谷川式のテストをはじめました。


ぶっきらぼうな口調で「今日は何日ですか?」とか、「100-7は?」など質問が飛ぶ。

お母ちゃんは、(こんな質問にも答えられない)と、申し訳なさそうに、(こんなこともわからなくて恥ずかしい)と言うように…私に助けを求めるような目を向け、消え入りそうな声で答えています。

そのドクターにとってお母ちゃんは 患者ではなく、工場で流れ作業的に検査しないといけない部品かなにかのようにしか見えていないようで、その様子を目の前で見ていてすごーぉーぉーーく腹が立ってきましたムカムカ

そんなドクターに対する私の口調は、患者であるお母ちゃんが「娘が怒っている!止めなければ💦オロオロ」と思うほどだったそうな( TДT)ごめんな、お母ちゃん、怒りっぽい娘で( ノД`)…汗


でも、家族が怒りに震える、患者が消え入りたくなるような、ほんとにそれはそれは失礼な対応で…(#`皿´)
「もう、二度とこんな医者にかかるか!!!バカタレ!絶対にいいお医者さんを見つける!!」と帰りの車の中で鼻息荒く心に誓いました。

そして「ごめんなぁ…」と何故か謝るお母ちゃんに対して、初めて私が思っていることを伝えました。


・お母ちゃんはなんにも悪くないこと、

・癌や他の病気と同じく認知症は恥じるべき病気なんかじゃないと言うこと、

・私はお母ちゃんが認知症になっても何も恥ずかしくないし、忘れっぽいのは今に始まったことじゃなくて、お母ちゃんはもともとテキトーなO型やんか(笑)だから今までと一緒!🎵全然大丈夫やん!と😁



認知症で、もの忘れは出てきても、すぐに何もわからなくなる訳じゃないし、感受性は今まで以上に鋭くなって、自分に向けられた周りの戸惑いの視線や態度を敏感に感じてしまうようだ。

嫌なドクターに当たったけれど、そのお陰で今の良いドクターに巡り会えたわけで…、今となってはありがとう!怪我の功名ってやつですね😊


この病気になったことで、お母ちゃんが自分を責めたり、自分を恥じたりしないように、今まで以上にお母ちゃんを笑わせて、一緒に過ごせる時間をもっと楽しく過ごそうと心に決めた(*´∀`)♪