Hello Ambitionistas!
CPAの試験が近づいてきており、更新が後手後手になっているゆめこです。
息抜きにでもブログ更新出来ればいいなぁと思っていますので、気長にお付き合い頂けると幸いです
今回は、以前からボチボチ話題にも出てきているSocial Security Numberについて。
■ Social Security Numberの概要
日本でも、マイナンバー制度が始まっているそうですが、Social Security Number（SSN）は正に、アメリカの「マイナンバー」です。
① 年金番号としての役割
働き始めると、様々な税が給料から天引きされますが、その一つがSocial Security Taxです。Social Securityは、国民年金的なもので、SSTを納税してきた退職者に対し、国から毎月支給されます。
② 納税者番号としての役割
アメリカでは、会社員であろうがバイトであろうが、個人事業主であろうが、株取引なども含め、所得のある者は全員確定申告をする必要があります。
個人の確定申告（＝Tax Return）は申告年の翌年1月1日から、4月15日まで。4月15日を過ぎてから申告するとペナルティーを払う必要がありますので、今現在テレビでも確定申告のコマーシャルいっぱいやってます。
この確定申告がされているかどうかを、SSNでもって管理されている訳です。
③ Credit Scoreの管理
日本でクレジットカードを作る際、申請書に必要だったのは「どこの会社に勤めていて、月給がいくらあるか」だったと記憶しています。それらで個人の「信用度」が審査されるのだと思います。
アメリカの場合は個人事業主も沢山いますし、労働市場が流動的なので、いちいち個人がどの会社に勤めていて、いくら給料を貰っているかなどに基づいて審査はしません。そこで登場するのが、Credit Score (個人信用度)です。
Credit Scoreは、身近なところでは、クレジットカードを作る時やアパートや家を借りる際、携帯電話の契約にも必要です。スコアが基準以下だとクレジットカードも作れないし、アパートを借りる時も、多額のデポジットを払う必要があります。
もっと先の話をすると、車のリースや住宅ローンを組む際、銀行から借り入れする場合などにも必要です。
このCredit Scoreは、SSNと連携しています。つまり、SSNがない＝Credit Scoreがない＝生活するに辺り色々不便となります。
■ Social Security Numberの取得該当者
SSNは誰でも取得できるわけではありません。
アメリカ市民はもちろん全員取得できますが、外国人は「アメリカで就労できるビザステータス」があって初めてSSNが支給されます。
つまり、学生ビザで渡航、駐在員の家族として渡航している場合、基本的にはSSNは取得不可能です。
例外としては、学生でも、キャンパス内でアルバイトやTA（Teaching Assistant）としての仕事が見つかった場合は申請が必要ですし、OPTの申請が済んでEADカードが届いた後だと、申請が出来ます。
駐在員の家族でも、E-2、L-1家族ビザで渡航後、EADカードが届いた後だと、SSN申請が出来ます。
H4ビザ保持者（私も）は、就労資格がないのでSSN申請は出来ません。
私の場合は、以前E-2ビザでSSNを取得済みのため、新たに取得の必要はありませんが、結婚に伴い、ラストネームを変更しようとSocial Security Officeへ出向いた際、現在のビザステータスがH4なので、新しい名前でのSSNの発行が出来ないので、名前の変更は働けるようになるまで待ってください、と言われました。
今年のTax Returnは旧姓のままになります。
■ 取得の際のアドバイス！
SSNの取得に限らず、自動車免許を取る時など、官公庁関係の手続きは、イライラすることがとても多いですし、対応してくれた窓口の人によって言うことが違っていたりします
私がSSNを申請に行った時、最初の窓口では「就職先からのOffer LetterがないとSSNは発行出来ない」と言われました。ネットで調べたところOffer Letterは必要なさそうだったので（明記はされていない）、別の少し大きめのブランチへ行って再挑戦したところ、Offer Letterなしですんなり申請出来ました。
何事もしっかりと下調べをして、特に官公庁相手の際は、根気よく挑むことが大切です
■ 『移住』した証明
SSNは言わば、「移住」した証明です。非移民ビザ保持者（グリーンカード以外のビザ）は、まだまだ「kick out」される可能性はありますが、旅行者や学生と比べれば、十分「アメリカ社会の一員」という感覚が芽生えます
戻ってこない税金が取られたりしますが、（Social Security Benefitなどは、貰える保証ないですからね）それも社会の一員であるからこそ。「お客さん」ではなくなった証明と言えるのではないかと思います。
■ 補足：SSNを最近取得した方へ。Credit Scoreの上げ方
SSNを取得して最初にすべきことは、銀行へ行って「Secured Credit Card」を作ることです。
SSNを取得して直ぐは、Credit Cardは作れません。そこで、Secured Credit Cardという、デポジットあり（"secured"）のカードを銀行で作り、デポジット内で運用し、Credit Scoreを上げます。
私は、余りお金がなかったので、ミニマムの300ドルを投入してSecured Credit Cardを作り、毎月300ドル弱を使っては返済、を続け、1年くらいしたときには、Credit Scoreが十分になり、300ドルのデポジットを返却してもらいました。
それからは、自分の好きな新しいクレジットカードを作ることが出来ます。
（が、クレジットカードの持ち過ぎは、Credit Scoreを下げるらしいので、持ち過ぎは厳禁です
）
このCredit Scoreがないために、iPhoneを契約したときも、電話会社に500ドルのデポジットを別に払う必要があり、これも1年くらい戻って来ませんでした。ので、Secured Credit Cardの手続きは早めにしましょう。
いいね！と思った際には、クリックお願いします
CPAの試験が近づいてきており、更新が後手後手になっているゆめこです。
息抜きにでもブログ更新出来ればいいなぁと思っていますので、気長にお付き合い頂けると幸いです
今回は、以前からボチボチ話題にも出てきているSocial Security Numberについて。
■ Social Security Numberの概要
日本でも、マイナンバー制度が始まっているそうですが、Social Security Number（SSN）は正に、アメリカの「マイナンバー」です。
① 年金番号としての役割
働き始めると、様々な税が給料から天引きされますが、その一つがSocial Security Taxです。Social Securityは、国民年金的なもので、SSTを納税してきた退職者に対し、国から毎月支給されます。
② 納税者番号としての役割
アメリカでは、会社員であろうがバイトであろうが、個人事業主であろうが、株取引なども含め、所得のある者は全員確定申告をする必要があります。
個人の確定申告（＝Tax Return）は申告年の翌年1月1日から、4月15日まで。4月15日を過ぎてから申告するとペナルティーを払う必要がありますので、今現在テレビでも確定申告のコマーシャルいっぱいやってます。
この確定申告がされているかどうかを、SSNでもって管理されている訳です。
③ Credit Scoreの管理
日本でクレジットカードを作る際、申請書に必要だったのは「どこの会社に勤めていて、月給がいくらあるか」だったと記憶しています。それらで個人の「信用度」が審査されるのだと思います。
アメリカの場合は個人事業主も沢山いますし、労働市場が流動的なので、いちいち個人がどの会社に勤めていて、いくら給料を貰っているかなどに基づいて審査はしません。そこで登場するのが、Credit Score (個人信用度)です。
Credit Scoreは、身近なところでは、クレジットカードを作る時やアパートや家を借りる際、携帯電話の契約にも必要です。スコアが基準以下だとクレジットカードも作れないし、アパートを借りる時も、多額のデポジットを払う必要があります。
もっと先の話をすると、車のリースや住宅ローンを組む際、銀行から借り入れする場合などにも必要です。
このCredit Scoreは、SSNと連携しています。つまり、SSNがない＝Credit Scoreがない＝生活するに辺り色々不便となります。
■ Social Security Numberの取得該当者
SSNは誰でも取得できるわけではありません。
アメリカ市民はもちろん全員取得できますが、外国人は「アメリカで就労できるビザステータス」があって初めてSSNが支給されます。
つまり、学生ビザで渡航、駐在員の家族として渡航している場合、基本的にはSSNは取得不可能です。
例外としては、学生でも、キャンパス内でアルバイトやTA（Teaching Assistant）としての仕事が見つかった場合は申請が必要ですし、OPTの申請が済んでEADカードが届いた後だと、申請が出来ます。
駐在員の家族でも、E-2、L-1家族ビザで渡航後、EADカードが届いた後だと、SSN申請が出来ます。
H4ビザ保持者（私も）は、就労資格がないのでSSN申請は出来ません。
私の場合は、以前E-2ビザでSSNを取得済みのため、新たに取得の必要はありませんが、結婚に伴い、ラストネームを変更しようとSocial Security Officeへ出向いた際、現在のビザステータスがH4なので、新しい名前でのSSNの発行が出来ないので、名前の変更は働けるようになるまで待ってください、と言われました。
今年のTax Returnは旧姓のままになります。
■ 取得の際のアドバイス！
SSNの取得に限らず、自動車免許を取る時など、官公庁関係の手続きは、イライラすることがとても多いですし、対応してくれた窓口の人によって言うことが違っていたりします
私がSSNを申請に行った時、最初の窓口では「就職先からのOffer LetterがないとSSNは発行出来ない」と言われました。ネットで調べたところOffer Letterは必要なさそうだったので（明記はされていない）、別の少し大きめのブランチへ行って再挑戦したところ、Offer Letterなしですんなり申請出来ました。
何事もしっかりと下調べをして、特に官公庁相手の際は、根気よく挑むことが大切です
■ 『移住』した証明
SSNは言わば、「移住」した証明です。非移民ビザ保持者（グリーンカード以外のビザ）は、まだまだ「kick out」される可能性はありますが、旅行者や学生と比べれば、十分「アメリカ社会の一員」という感覚が芽生えます
戻ってこない税金が取られたりしますが、（Social Security Benefitなどは、貰える保証ないですからね）それも社会の一員であるからこそ。「お客さん」ではなくなった証明と言えるのではないかと思います。
■ 補足：SSNを最近取得した方へ。Credit Scoreの上げ方
SSNを取得して最初にすべきことは、銀行へ行って「Secured Credit Card」を作ることです。
SSNを取得して直ぐは、Credit Cardは作れません。そこで、Secured Credit Cardという、デポジットあり（"secured"）のカードを銀行で作り、デポジット内で運用し、Credit Scoreを上げます。
私は、余りお金がなかったので、ミニマムの300ドルを投入してSecured Credit Cardを作り、毎月300ドル弱を使っては返済、を続け、1年くらいしたときには、Credit Scoreが十分になり、300ドルのデポジットを返却してもらいました。
それからは、自分の好きな新しいクレジットカードを作ることが出来ます。
（が、クレジットカードの持ち過ぎは、Credit Scoreを下げるらしいので、持ち過ぎは厳禁です
）このCredit Scoreがないために、iPhoneを契約したときも、電話会社に500ドルのデポジットを別に払う必要があり、これも1年くらい戻って来ませんでした。ので、Secured Credit Cardの手続きは早めにしましょう。
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