障害を持つ妹と姉のわたし

麻記ちゃん
お姉ちゃんが大好きなんだね～！

麻記ちゃん
いいお姉ちゃんがいて良かったね～！

そんな言葉を、長い間、素直に受け取れずにいました

私は、妹の麻記に嫌われていると思い込んでいた｡｡

こんばんは☆
☆心屋認定心理カウンセラー
☆インド政府公認全米ヨガアライアンス認定
　シバナンダヨガインストラクター
たかみです

知的障害を持つ妹がいます
亡くなった母は精神障害者でした
私が二十歳の時に亡くなるまで
入退院を繰り返し
子育ては一切しませんでした

以前は
妹のために必死で頑張っていました

そのくせ
妹に怒鳴ったり
本当にヒドい言葉をあびせたり
時には叩いたりしていました

そして襲われる
大きな大きな罪の意識
罪悪感｡｡

母に対しては
母を救ってあげたい、救えない
これまた大きな大きな罪の意識
私は罪人｡｡

妹　麻記は難聴もあります
両耳に補聴器を装着しています

私は耳がとてもいいです
「聞こえない」という状態を
完全に理解してやることができません

麻記がどんな風にどこまで聞こえているのか
理解してやろうと
いつも観察していた

せめて外に出た時に
困ったことにならないように

いつしか
私は麻記を見張るようになり
少しでも「常識」からはみ出さないように
少しでも「変な子」に見られないように
必死でしつけという名の「見張り」をしていた

結局、それは何のためだったのか…
その理由のほとんどが何だったのか
心屋塾に来て分かりました

「私が」ラクになれるように
「私が」イヤな思いをしないように
「私が」恥をかかないように

しつけをすることが悪いと言っているのではありません
もちろん、教えておいた方が良いことも沢山ある

危ない目に合わないように
困ったことにならないように
教えた方が良いこともたくさんあります

ただ
教える側や、接する側が
しんどい思いをしていたり
なんだかモヤモヤ感じているのなら
一度やめてみればいい

私はある時
色んなことを手放しました
＊教えるべき
＊見守っていてやるべき
＊優しくあるべき
＊麻記の周りにいる人にお礼すべき
＊数字の苦手な麻記にせめて一桁の計算くら　　いできるようにしてやるべき
＊人に伝わるように言葉や発音や文法を教え　　るべき
＊みんなと同じことができるように教えてや　　るべき

まだまだ、いっぱい出てくる～

一生懸命やっていたこと
ほとんどやめたのです

怖かった

でも
やめてもなぁんにも恐ろしいこと起こりませんでした

たまにフォローも必要だし
未だに妹にキャンキャン吠えてたりしますが

手放してから
一気に麻記と距離が近づき
必死で教えたことを突然覚えてくれたり
笑顔が増えました

あんまり体を動かす場がない障害者
ヨガの場に連れて行きました
そしたら、
麻記の方が人気者になってしまったり

変なポーズを叱ったら逆に私が怒られたり

麻記はめっちゃ楽しそうになりました

いじめられたこともあります
だけど、いじめられた、と思ってるのは私だけでした
麻記は自分にいじめるという感覚を持ち合わせていないみたいで
いじめたその人のことも好きです！ってハッキリ言いました
あの時の麻記の強い眼差しが忘れられません

うちの麻記は
ただのバカかもしれません
ただの未発達な人間かもしれません

でも、私には
麻記がとても輝かしい存在にみえます
麻記ほど素直で美しい思いを持った人をしりません

もちろん、どの障害者もどの健常者も
輝かしい存在で、素晴らしい存在

私は、障害者ヨガのクラスも持たせて頂いているのですが、
そこに行くといつも
存在の素晴らしさを感じさせてもらえます

いつも、いつも、
どうせ誰にもわからない！
どうせ誰もわかってくれるハズない！！
誰にも分からないことくらいわかってるけどイライラする！！
こんな気持ちため込んでいました

ヨガに連れて行ってさえ
それを次第に義務にしてしまっている自分｡｡

たどり着くのは
いつも
「なんで私、お姉ちゃんやのに
　こんな思いをしないとイケない？」

イライラする自分を責めていました
モヤモヤをため込んでいました
何もかもを自分で背負おうと苦しくなっていました

でも

麻記を責める自分を責めなくていい
自分のために時間を使っていい
自分１人で楽しんでもいい

そんな風に
心屋塾に出会ってから
心から思えるようになりました

自分に許可をおろす

簡単なことなんだけど
なかなか実践できない

でもヒョイと勇気だしてやってみれば
笑顔が増える
世界が変わり始める

今は、
怒っても、イライラしても
家族大好き、幸せベースの人間です