人間の上に見えるものが怖く
鬼の匂いを嗅ぐのが嫌で
鼻を閉じた
あまりにも強力で
抗いのようのないそれに
恐ろしくて
心を閉じた
すべての
心を閉じ
た
そうして
そこから
仮を生きることが始まり
それを保つだけで
ヘトヘトだった
いつも、いつも
いつも
今までも
鬼を見ながら
鬼を生きる
鬼に怯えながら
鬼を生きる
情けなくて
恥ずかしくて
いつ終わるのか虚しすぎて
おぞましく
恥じ入りながら
いつ喰われるのかと怯えながら
何かがどんどんすり減っていった
痛みは恐ろしすぎて
感じたくなくて
あらゆる痛みも感じないことにした
閉じた
痛覚を
そうしたら
ますます
鬼だらけの世界が
その自分自身も
ますます
怖くなり
いつも見えてくる
鬼の闇
見たくなくて
見ないふりしたくて
体の感覚も
閉じた
自分を感じるのが嫌で
体の感覚を閉じさせるために
体が必要とするものを与えるのを
やめた
あまりにもおぞましく
絶対に抗いきれないと
嫌でも分かるその闇は
見てしまえば
襲いかかられ
飲み込まれてしまう
鬼の中にいて鬼を生きるのは
本当に怖くて
いまだ鬼に気付かず
知らずと鬼を生きるものたちを見るのも
本当に苦しかった
本当に
本当に
本当に
小さな声で
光はどこかに……
誰かたすけて……
その時はそんな言葉にもなってなかったけど
そんな
あるのかないのかも分からない
そんな本当に僅かな気持ちを
それだけを頼りに
もしかしたら生きてきたのかもしれない
鬼の奥に見える
かすかな
かすかな光
それだけを
いつも何とか掴んでいたかった
だけど
それよりも
恐れの方が大きく
とにかく心も体も閉じておくことに
必死で
だけど
自分の鬼だけは
どうしても
どうやっても見えてしまい
それが本当に本当に痛くて
ますます
心も体も閉じにかかった
そうしたら
・・・
どこまで底があるのか・・・
底へ落ちても
また底がある
落ちても落ちても
底は見えない
そうか
これが・・・
これこそが
この世界
終わりがない・・・
*☆☆☆*
幼いころ
この匂いにどうして
みんな耐えられるのか
分からなかった
どうして
笑っていられるのか
そうして気付いた
最初から
閉じきったまま
今回ここに来たのかも
そういえば
感覚がおかしかった
どうも他の人のとは違った
どれだけ
彷徨っただろう
夢の中で
最後は本当にクタクタで
立つこともままならなかった
動けなくなり
もうダメだとも思えなくなった
そのころに
ようやく
本当の光を
見始めたのでした・・・
闇は
もちろん
幻想のそれは
だけど確実にないのに
皆が背負ってるそれは
光を指すことで
去っていった
まったく形相を変え
吸い込まれていった
すごくすごく中途半端なところに居たらしい
私は
どうやら少し
普通の体感を取り戻しつつあるようだ
あとは
心の感覚
ひとが
ない闇を背負っているのが見えるのは
変わらないので
それを見ても嗅いでも大丈夫なように
いま自然と調整が行われているように
感じてる・・・😂
そして
どうやら
見えてしまうのは
お役目らしい
そんなん要らんよって未だに言いたくなるのは
置いといて😂
*☆☆☆*
闇の鬼同士が
笑顔で切りつけあってる
この世界
その夢から覚めて
今度は
良い夢をみようよ
いずれ
光にかえるまで
