商業専門店ビル大手のパルコの平野秀一社長(52)が退任する意向を固めたことが20日、分かった。後任には牧山浩三専務(52)が昇格する。パルコ株33.2%を保有する筆頭株主の森トラストと、12.3%を持つ第2位のイオンが求めていた社長交代を受け入れた。同日午後に発表する。
 森トラストはパルコの経営刷新のため、同社取締役10人のうち、森トラストから2人、イオンから3人を入れるよう株主提案を行い、イオンもこれに同調していた。
 平野社長が退任の意向を固めたことで、同提案は取り下げられる。また、派遣される取締役も森トラストから2人、イオンから1人とすることで、両社の合意を取り付けた。一方、イオンが求めていた業務提携については、新たな経営陣の下で検討を続ける。
 平野社長は同日朝、取材に応じ「経営の自主性を確保できる見通しが立った」と退任の理由を語った。平野氏は社長退任後も執行役としてパルコに残る見通し。 

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