My FAVORITE KNIVES

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高級なカスタムナイフではなく、手頃な価格のファクトリーナイフが好きです。

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ヤフオクに 「GERBER PORTLAND.OR.97223 」という名前のナイフがたくさん出品されている。たしかにブレードにそう刻まれているが、それはナイフの名前ではない。「GERBER」は社名だから許す。しかし反対側の「PORTLAND.OR.97223」はナイフの名前ではなくガーバー社の住所なのだ。「OR」オレゴン州の略。「97223」はZIPコードで、日本風に言えば郵便番号なのだ。親の遺品を出品する子供たちはナイフのことを何も知らない。これはアメリカのebayも同じようだ。因みにこのナイフの正式名称は「フォールディングスポーツマン」と言う。写真は先日入手したフォールディングスポーツマンの最小モデルFS1だ。 ブレードはドロップポイントのみ。FSⅡとFSⅢはそれぞれ二種類あるので合計5本。その他にも「PORTLAND.OR.97223」と刻まれたナイフはある。

本当は同じベア・グリルスでもフォールディングを買うつもりだった。異常に値段が安いので疑っていたのだが、届いたナイフは一回り小さいスカウトだった。それも組み付けが最悪で、サムスタッドが動かず、もちろん交換を申し出たが、在庫がないので、送料こちら持ちでスカウトを返品しろという最悪の返事だった。もちろんクレームを入れて最終的に返金されることになった。スカウトも返品の必要がないということで、手元にある。

 

もともと東北大震災以来災害時の非常持ち出しナイフを考えていた。大型のフォールディングナイフで直刃ではなく半波つまりセレーション付き、バット(butt)つまりハンドルの後端部分が強固でハンマー代わりに使えるものが欲しかったからだ。さらにはブレイドの幅が広く、穴掘りもできるのが望ましかった。もちろん荒い使い方なので、フォールディングよりもフィクストでフルタングのナイフがいいわけで、この条件に合うのがこの「コンパクトフィクスト」だった。ブレードは7Cr17Movつまり中国で開発された高炭素鋼で硬度は低い。ガーバーは中国製だといったところで、今のマスプロナイフのほとんどは中国製で、レベルは上がっている。ただニセモノが多いこともたしか。手元にある「スカウト」もニセモノというより、工場で検品ではねられたものか、工場から部品を持ち出していい加減な組み付けをした感じがする。この「コンパクトフィクスト」はバーゲン品だが、正規輸入品なのでしっかりできている。かつてのオールドガーバーは日本の坂井刃物つまりG(ガーバー)サカイに生産を依頼していた。今人気のスパイダルコにしても昔からGサカイが作っている。中国製もレベルは高いが、粗悪な物やニセモノを作っている人たちがいるということだ。

 

すでに「コンパクトフィックス」は廃番である。ニューガーバーの廃番の速さには本当に嫌になる。買おうと思った時にはすでに廃番というナイフがけっこうある。今回は幸いにして購入できた。このナイフは日常使うつもりはない。非常持ち出しバッグにセットしておく。ナイフに限らず道具は必要な時にあることなのだ。使わないままであることが幸せなのだ。