蒼い刻 全日程終了しました
御来場の皆様、座組の皆様、各関係者の皆様本当に有難うございました。

この作品の前にも、色んな作品には出させて頂いてて、ブログにも書かなきゃなのですが、それはまた後日にでも
今回どうしてもこの作品については書き記しておこうかと思います。
この蒼い刻という作品は
ある島の画家と、大陸から来た女の子との交流を交えながら、誰しも生きていれば迫られる様々な選択肢や、人との関わり方、成長などを、それぞれの分野で活躍する、アーティストさんが参加し、絵画、音楽、ダンス、VJ、お芝居が融合した、関西小劇場ではなかなか見ない類のお芝居となってました。
この作品は、京都に在住の画家であるnemuさんが構想してから五年の歳月を経て実現した舞台で、こちらのnemuさん元々はプロテニスプレイヤーさんから画家さんに転身した、面白い経歴をお持ちの方なのですが、そのキャラクターというか人柄も凄く不思議というか惹き付けられる方なのです。
そんな方が、演劇の世界と関わりを持ったのが五年前、今回演出のバグダッドカフェの泉くんと、女優山本香さんと出会い、今回の作品に繋がったとの事でした、その五年の間に色んな関西小劇場の役者をピックアップして、今回の座組が出来上がりました、そんな中に僕も入れて貰えてありがたやありがたや、正に、最近関西小劇場では、お馴染みの ワード 【メガネニカナウ】とはこの事です(笑)
しかも、選出理由はnemuさんの直感と言うか雰囲気が似てるからとの事でこの作品中のnemuさんの言わば分身役での、ご指名で呼んで頂きました。有難うございます。
正直、僕は役者として、作品の真に立つ様な役者では無く、脇で味を出す類の役者だと自分でもは思ってるし、何ならちょける様な役の方が楽しかったりするんですが、今回のこのエミュと言う、極彩色を操る水彩画のスペシャリスト、芸術祭でグランプリを取るほどの天才画家という役は、長い役者人生の中でも、初めてお目にかかる様な役でした。
それだけに凄く役作りと言うか、このエミュと言うキャラクターを掴むのが本当に難しかったです、隙あらばちょけそうになるし、そこを抑えてお芝居しないとなので、中々苦しみました(笑)
そんな稽古を得て、いざ本番だったのですが、ここで僕の役者人生の中でも、あったことも無いトラブルが起きてしまいました、声枯れと言うのは僕は喉が弱い方なので、情けないことに良くしてしまうのですが、今回ゲネプロ(本番前に音響照明全てを含めた最後の通し)では問題なかった声が、本番直前にほぼ出なくなってしまったのです、こんな事初めてでした、幾らゲネプロで声を結構使ったからと言って、本番直前に殆ど出なくなるなんて、経験なかったし、めちゃくちゃ焦りましたし、テンパってしまいました、それにこの役はほぼ出ずっぱり、主人公ニーナを支えてあげる重要な役所、言い方悪いですがチョイ役とは訳が違う、どうして良いか分からなくなりました、そんな中、周りのスタッフさん、演者さんが、喉に効くマッサージ等してくれたり、励ましてくれたりしたので、何とか落ち着いて本番望んだのですが、僕的に結果は散々でした、まず第一声が掠れてしまっていて、僕含め役者全員が「!!!!!」となる程のかすれ具合でした、第一声がこれで、後も全てこれなら聞くに耐えれない声だなと全員が思う程でした。しかし、何とか声の出し方を調節して、聴き取れるような音程で発音し、かつ感情も何とか出せれる様なコントロールもして、初回乗り切りました、でも、それまで積み上げてきた演技プランや、相手の役者さんとのやり取りや、呼吸の間等は全く違ったし、迷惑をかけまくってしまいました。
演出泉君は、このエミュという役は感情抑え目の役として影がある方が合っていたので、声を制御されたことにより、感情面にばかり演技プランが行かずに結果良い方に作用していたと言ってもらえました。
でも、でもですよ、僕としては、組み立ててた演技プラン等がやりたいようには出せず、かつ掠れていてお客さんに不快な思いをさせたのではないかと思うと、全く納得行かない初日になってしまいました。
そして二日目の朝...声は全く戻らず!何なら昨日より出てない、正直僕は終わったなと思いました、実際、起きてすぐ演出泉君に中止レベルですとお伝えしたし、もしやるとしても僕の声ではなく、袖で別の人がマイクでセリフを言い、僕はその声に合わせて舞台上で動きだけする影ナレーションの案も出ました、その位やばかったんです、しかし、出来ることはやるべきだと、本番前に病院に行き、炎症を抑えてくれるステロイド点滴をし、薬を飲み、何とか昨日より少し出るくらいになりましたが、とても舞台発声できるほどの声量はなかったので、僕だけ大劇場では使う、ピンマイクを付けさせてもらい、余りにセリフが聞こえづらかったら音響さんにマイクスイッチを入れてもらうと言う作戦で本番に望みました。
結果、音楽がガンガンなったり叫んだりする中で言うセリフ以外は何とかピンマイクを使わずには乗り切れました、が、やはり二日目も自分には納得は出来ませんでした。
とは裏腹に皆さんには掠れてる方がいい声と言われるこのジレンマ(笑)
そして最終三日目
この日も昨日よりはマシでしたが、やはりカスカスでした、でもこれさえも出なくなったら怖かったので、日曜にしている急病診療所に行きまたもやステロイドをぶち込み、本番15分前に会場入りすると言う、忙しい芸能人みたいな事をして本番に望みました。
結果この3日間で1番自分的には納得の行く演技が出来ました、とは言え100%では無かったんですけど...(;´༎ຶٹ༎ຶ`)まあ、お芝居に100%なんて無いですし、どれが正解だったかなんて無いですから、要は観てもらったお客さんがどう感じたかなので。
本当にこの3日間は僕にとっては忘れられない、演劇人生に置いてもトップクラスの出来事だった様に思います。
しかしこの事があったからこそ、今回僕は劇中でも台詞で言いましたが、「周りの人達から元気貰ったり、ずっと支えられて、今ココに居る」という事を痛感しました。
本当に座組の皆さんや、僕のお芝居を見に来てくれているお客さんには助けられました。
1人1人に、言いたいのですがこの場を借りて言います
今回関わってくれた全ての皆様
めちゃくちゃ愛してます
僕は今回この公演で、少しお芝居に対しての取り組み方、考え方が変わったように思います、きっとこれは良い方に作用すると思ってます、又懲りずにこれからもお芝居していこうと思いますので引き続きお付き合い下さい。
長々と書きましたが
今回この作品に出れて本当に良かったです。
nemu さん有難うございました。

主催nemuさん、めちゃくちゃお世話になりました。不思議な空気を纏った誰からも好かれる人だなと思いました。絵を書いてる姿がやはり1番カッコよかったなー!

ニーナ役 沙姫ちゃん
今回1番深く関わった女優さん、元気いっぱいもらってました、僕が声潰してスーパーネガティブマンになってる時めちゃくちゃ励ましてくれてました。ありがとね。娘と同い年可愛いなー♡僕は君をずっと応援していくぞ!なのに彼女の次回出演作は僕も公演ドンかぶりで見に行けないと言う、ゴメンなさい...でも応援していくぞ!

ジョゼ役 浅雛さん
今回で絡むのは3回目!頼れる兄貴です、やはり僕がスーパーネガティブマンの時に「声出るの羨ましいでしょ?」と励まし...てくれてへんがな!(笑)その明るさが逆に救われました、これからも宜しくお願いします。

ヨーコ役香織姉さん
同い年なのにこの貫禄の違いはなんなんでしょうか(笑)それはやはり子役からこの世界を知ってはるから!今回3年ぶりの共演、とは言え色んなところで会ってるから久しぶりな感じはしませんでしたが、この方も今後とも宜しくお願いします。

ディール役真壁ちゃん
今回この方とガッツリの初共演ができて良かったです、お芝居に対して常に真摯に取り組んでたし、何かしら提案してきてくれたので、一緒になって考えれて楽しかった、又一緒に何かしら出来たら良いなと思いました。

ギターの少女役きよみちゃん
は何と今年3回目の共演、1回は何と歌でデュエットしたんですよ(^^)
歌姫とデュエットしたのは嬉しかったです、でも普段放つ言葉は信用度0%なんです、何故なら何でも褒めるから、ぞえさんカッコイイですね~ぞえさんオシャレ~ぞえさんええ声~とか、褒めまくる人は信用ならん(笑)でも最近仲良くなってこれた気がして嬉しいです。

画材屋店主役きゃっぴーさん
この方とも今年3回目いや、4回目?縁があるお方です、来年4月に又共演します、宜しくお願いします。このきゃっぴーさんの着てるジャケットは実は僕の20年前の私物でしたとさ

クライアント役稲森さん
この方とは実は10年以上前に仕事でご一緒した事あるんですが、僕は覚えてたんですが、稲森さんはすっかり忘れてました(笑)今回又ご一緒出来て嬉しかったです、ただ本番中僕を泣かせるセリフを噛みはったので涙がスーッとは引いてしまった事をここにそっと書き記しておきます。

パーカッション ,ボタニカさん
凄くオーガニックな楽器ばかりを使う方達かと思いきや。デジタルな音も出したり、色んなものを使って音を出すユニットさわでした、劇中の僕の曖昧な動きに合わせて音も出してくれてたので、ご迷惑をお掛けしました(笑)

ケイ役綾美さん
バレエダンサーさんなのですが、とにかく立ち振る舞いが美しい!でも喋ってみると、凄く喋りやすい、ギャップの方でした、香織さんには中身おっさんやと言われてましたが...
とは言え実は僕今回のお芝居で一番楽しかったシーンはこのケイとの最後のシーンなんです、何せ同じ空間で、舞台横ではnemuさんがライヴペインティングをして、あやみんさんが踊りながらケイの声に合わせて芝居してるのを僕が合わせると言う正に異種格闘技戦の様なシーンだったんですね、それがピタッとハマった時の気持ち良さときたら、これまでの芝居では無い感覚でした!これは本当に良い経験でした。

ってな事でめちゃくちゃ長く書いたな、とにかく今回は総じて楽しかったです!
本当に出会い、縁に感謝です!
ほな又