![]() | 薬も手術もいらない めまい・メニエール病治療 角川SSC新書 (角川SSC新書) 新品価格 |
「たいへん読みやすく、理解しやすい、著者にお礼を述べたい」
いくつかの本のなかからどれを選んだらよいのか思案したが、通読してまさに一番の良書かと確信しています。
まず読みやすくまた面白かったこと、途中イヤにならずに推理小説でも読むごとく一気に読み終えました。失礼ながら、この著者先生は作家の素養が大とお見受けしました。
内容はむろん、わが身の症状にあてはめていちいち納得できることばかり、おかげで読後は病気がなかば治ったような気分をあじわいました。
永年の、この病のたいする研究から得た豊富な経験、と著者の真摯な姿勢がひしひしと伝わってきます。
小生自身の医療機関での体験も踏まえて、数々の心当たりがありいちいち納得、あー、そうだったのかと。
この一冊をぜひお勧めします。
「名著」
私はメニエール患者です。まさにこの本にでてくる典型的な形で、数年前から町医者に診てもらい、繰り返し薬付けになってきました。 町医者は私の症状が良くなろうが悪くなろうが無関心で、症状に合わせて薬を処方するだけ。これじゃ根本的な解決ではないと誰しも思うでしょう。 世の中ヤブや誤診もほんと多く、自己責任の時代です。だから、自分でメニエールについての本を読み勉強もしました。すると、難病で、まだまだ解決されてない、一生付き合っていく病気だと、知りました。身が引き締まったことを思い出します。 その常識をくつがえすのが、この本です。性格や仕事に対する姿勢など、まさに私のそれそのものが、典型的なメニエール患者の生活態度でした。ついに私は知りたかったことをしりました。それは、根本的なメニエールの解決です。 明快に改善方法がかかれてます。そしてさらに、最後の方のシェークスピアの引用。深い。曇っていた目が晴れました。個性と思っていた生き方も、体が悲鳴をあげていたんだなと思います。人間味あふれ、素晴らしい一冊です。お医者様は処方箋マシーンではなく、人間だということを思い出しました。 HPを見て、こちらのクリニックで診ていただこうかと考えてましたが、まずは本を頼りに取り組むつもりになりました。 ありがとうございました。
「書籍のレビューというよりは病院のレビューになってしまいました。」
近所の耳鼻科で、メニエール病と診断され、
イソバイド、メニレット、メチコバール、カルナクリン等で
薬漬けされているのが嫌で、
薬を飲まなくて良いと主張する著者に
「薬は飲まなくて良いですよ」と宣言してもらいに
著者の病院に行ったところ、
そもそもメニエール病ではなく、
良性発作性頭位めまい症との診断でした。
私の場合、軽い低音難聴と耳鳴りがあったので
良性発作性頭位めまい症とは診断されにくかったのかもしれません。
このレビューをご覧になっている方が、
メニエール病と診断されている場合、
誤診である可能性もあるので、時間と機会とお金があれば、
一度著者に会ってみてもいいかもしれません。
ただし、文章の印象と比較して
ご本人はぶっきらぼう、コメントが割と辛辣ですので
ビックリされるかもしれませんw
個人的には、
「ここに来る患者さんは皆イソバイドやメニレットの被害者」
という言葉が印象的でした。
また、検査を色々していただくためか、初診時の診療費が
高めですので余裕を持たれた方がいいかもしれません。
「一読の価値あり」
メニエール病に悩む方は読んで損のない本だと思います。
主旨は、
「メニエール病は全身病である」、
「有効な薬・手術は無い」、
「有酸素運動が効果的」、
等々というもので、これらのことが医療の現状や患者の実例を交えて分かり
やすく書かれています。
また、手術(外科的治療)に関しては、私自身、ネットで色々と調べ、症状が重
い場合の治療の選択肢として何種類かあり、効果が高い手術にはリハビリが
必要なものもある、ということは知っていました。
しかし、そんな甘いモノではなく、全般的に効果が薄く、取り返しのつかない後
遺症が残る手術もあるとのことでした。
また、手術の技法にのみ興味のある一部の医師・病院により積極的に行われ
ているように思えるとの指摘もありました。
著者が開設しているクリニックでは、基本的に薬は出さず、患者と十分に対話
したうえで生活習慣の改善指導を行い、それだけで成果を上げているとのこと
です。(「メニエール病は全身病である」という所以です。)
端的に言うと、
1.しっかり睡眠をとる
2.仕事の手抜きをする・気晴らしを積極的にとる(ストレスを減らす)
3.十分な量の有酸素運動(ウォーキング等)を行う(最低でも週3日・30分/日、
重症の場合は毎日1時間以上)
というもので、これらにより病状が軽快した実例が数多くあるとのことです。
内容には全面的に賛同できますが、私は事情により十分な量の有酸素運動
を行うことが難しいので、☆1個減とさせて頂きました。
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