AmazingValue 匠のブログ -8ページ目
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腕時計修理の匠紹介

アンティーク時計修理を極めた匠
津川さん(46歳)




”数を手がけることが技術向上の近道”


 これまでアンティーク時計修理を専門とする会社で経験を積んできたこともあり、現在はアンティーク時計や機械式時計を中心に修理・オーバーホールを担当しています。
 時計職人になって20年が経ち、2万本近い腕時計を手がけてきましたが、技術力は「数をこなすこと」でしか身につきません。特にアンティークは、機械にクセがあるので、数に当たって壊れやすい部分などの共通項を自分で探り当てることが大切なんです。そういう意味で、業者さんや個人の方から、ありとあらゆる時計が集まってくるこのウォッチリペアーセンターは、職人が腕を磨き、それをお客さまのために役立てられる、理想的な場といえます。




”不思議な縁が生まれる時計職人の仕事”


 時計職人になって10年目に、こんな出来事がありました。オーバーホールをしようと、あるクロノグラフの裏蓋を開けてみたら、中に見慣れたサインが。そう、それは私が初めて修理を手がけた腕時計だったんです。巡り巡って売りに出され、再び私がオーバーホールを行うことになったんですね。プライベートでは時計を持たない主義でしたが、このときばかりは縁を感じ、記念に即購入しました。
 いま見ると、つたない仕事ぶりで恥ずかしいのですが、初めて壊れた時計が動き出したときの喜びを忘れないよう、今も大切にしています。こんな不思議な体験ができるのが、この仕事の面白さでもありますね。



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時計に秘められた物語を大切にする匠
阿部さん(30歳)





”お客さまと「物語」を共有したい”


 機械式や電池式を問わず、腕時計全般の修理・オーバーホールを行っていますが、日々の仕事で感じるのは、腕時計というのは単なるモノではなく、一つひとつに物語があるということです。
 形見の腕時計の修理依頼では、お客さまの思い出話に胸を打たれるのはもちろん、直接お話しすることで、時計に対する思い入れや使い方も垣間見ることができます。お客さまと物語を共有することで、よりきめ細かい対応ができるので、可能であれば直接センターに持ち込んでいただけるとうれしいですね。「諦めていたけど動いたんだ! ありがとう」と言っていただけたときは、感激もひとしおです。




”「信頼される職人」をめざして”


この業界に飛び込んで9年になりますが、時計職人はキャリア10年でようやく一人前とみなされる世界。これからも多くの時計に触れることで腕を磨き、お客様に満足していただける修理技術を身につけ、信頼される職人になりたいですね。ちなみに、将来持ってみたい時計はなんといってもパテックフィリップです。当社でも取り扱っていますが、精度が高いのは勿論、とにかく機械の美しさでは図抜けた存在。オーバーホールをしていてもワクワクします。


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時をつなげる匠
奥さん(31歳)




”時計と向き合う”


修理品の1つ1つの時計にお客様の思いがあると思います。それは人生の節目や日常を共に体験してきたパートナーと言っても過言ではないかもしれません。私は「そのような様々な思いの詰まった大切な時計をお預かりしているんだ」という責任を胸に、「お客様に喜んで頂きたい」という気持ちで修理に取り組まさせて頂いてます。
時計は繊細で、複雑な構造をしてます。そして使用状況・環境によって故障の原因も様々に異なります。ですから固定観念にとらわれずに、柔軟に対応することを心掛けています。弊社は多種多類の時計修理を行っていますので、より多くの経験を積んでいるのが強みだと思います。





”過去から未来へ”


以前、お預かりした時計の内側に100年前の修理サインが入っていたことがありました。驚きと共に、それは過去からの手紙のようであり、「任したぞ」と、現在に繋ぐリレーのバトンタッチのような気持ちになりました。まるでタイムスリップしたような不思議な気持ちになりましたが、これも時計職人ならではの醍醐味なのかもしれません。
 オーバーホールによって新たな命を吹き込み、私自身も未来に繋ぐバトンを繋げていきたいと思ってます。



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どんな修理にもトライする匠

植松さん(33歳)




”「思い入れ」が時計の価値を決める”


 もともと時計が好きでこの世界に入り、数千万円するアンティークやクォーツから、おもちゃのような1000円台のものまで、ありとあらゆる腕時計の修理・オーバーホールに携わってきました。その結果、価格の高低に関係なく、お客さまの思い入れが時計の価値を決めることを知り、公平な目で時計を見るようになりましたね。
 他店やメーカーで断られた修理も引き受けるのが、当店の方針で、私自身もそこに大いに共感しています。パーツストックがない年代が古いものは仕方なくお断りすることもありますが、最初から諦めるのではなく、どうにかできないかと他の職人と相談して努力するようにしています。




”どんな時計もあきらめず修理に出してみてほしい”


 以前は、時計店で接客や修理、ポリッシュなど、修理以外にもさまざまな仕事をしていました。ポリッシュのために修理から離れると、感覚を取り戻すのに少し時間がかかるんです。今のリペアーセンターでは、専門のポリッシャーがいて、修理とオーバーホールに専念できるので、技術の向上という意味でも助かっています。
 また、高級時計ほど修理が難しいと思われているのですが、部品がデリケートな安価な時計は意外に腕が必要です。残念ながら、修理するより新たに購入したほうが価格的には安いケースも少なくないですが、お気に入りの時計なら諦めず、ぜひ修理に持ってきていただきたいですね。








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