このあたりの地域では、雛人形ではなく節句どろ人形を飾る風習があるそうです。

「どろ人形って何?埴輪のようなもの?」

と思ったのですが、どうも違うようです。

三原市久井歴史民俗資料館に節句どろ人形が飾っているというので、見てきました。
実は、この資料館、開館日が日・祝日のみで16時閉館ということもあり、ふらっと行こうと思っても都合が合わないばかりだったのですが、今回はばっちりとスケジュールしました^^

三原市久井歴史民俗資料館


目的は節句どろ人形だったのですが、中に入ってびっくり!
決して狭くはない資料館の中に、ところ狭しといろんなものが並んでいるじゃないですか!!

三原市久井歴史民俗資料館 奥2三原市久井歴史民俗資料館 奥3三原市久井歴史民俗資料館 奥1


目的のどろ人形もありました!

三原市久井歴史民俗資料館 節句どろ人形


どれも同じ形をしているのかと思っていたら、いろんな形があるのですね。パッと見て何だか理解できたのが、福助、坂田金時、お相撲さん。高さは30cmほどで、雛人形と同じぐらいです。男の子は元気に強く、女の子はお淑やかに美しく育つように、というような願いを込めるのでしょうか。現代のキャラクター人形のような楽しさもあったのではないかと感じました。

そういえば、台湾人の方を案内した方のお話なのですが、ちょっとどろ人形を見せてあげようという軽い気持ちだったのに、えらい食いついてだったと聞きました。

案内した方:「もう行こうよ!」
台湾人:「もっと見たい!これは何?」

と、ひたすらどろ人形の説明を求められたのだそうです。しかし、これだけのバリエーション、いろんなキャラクターがあれば、台湾人が興味を持たれたのにも納得です^^

三原市久井歴史民俗資料館 節句どろ人形 福助三原市久井歴史民俗資料館 節句どろ人形 坂田金時三原市久井歴史民俗資料館 節句どろ人形 力士


今回は時間が限られていたので、サッと見て回るだけだったのですが、歴史的価値のある物が沢山並んでいて、じっくり時間をかけるのも良さそうなので、また機会を作って足を運ぼうと思いました。


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