「天才肌」と見られる人の特徴と思考について 7選

 

「天才」とはなんぞやー。

また、そこから付随されるであろう「天才肌」というものを、一瞬でも考えたことがありますか?

世に出回っている議論から考えると、

「天才肌」とは、天才かはわからぬが、周りから「あの人は天才なのでは?」と見られている方を指すようです。

本記事では、その「天才肌と見られる人の共通している特徴と思考」について紹介させていただきます。

 

①感受性が極めて豊かであり、事象の解釈が飛び抜けている

 

彼らは一つの事象を多方面から見る思考を持っています。

例えば「不思議の国のアリス」を共に鑑賞したと仮定しましょう。

観終わった後の受け止め方が、我々凡人のそれとは、比にならない解釈の仕方を当たり前にしています。

凡人の解釈・・・「コミカルで訳の分からない世界だけど、アリスもチェシャ猫も可愛くて、登場するキャラクターがどれも個性的。まさに夢の世界の中の、不思議なお話だった。童心に還れる良い作品だった。」

天才肌の解釈・・・「この作品はまさに論理学と数学と哲学が詰まった作品だ。論理学が織り成すパズルでパラドックスを起こし、論理学上でのあらゆる技法を多用している。観念論、集合論や、仮定法と背理法を用いた事実証明と存在証明。一つの作品でこんなにも論理学をコミカルに描いているなんて、ルイス・キャロルは素晴らしい作品を世に贈り出したものだ。」

彼らの感想は、論文に近いものがあります。

 

②孤独が才能を生み出すと理解している

 

特徴の二つ目として、気付いたら独りを好み、いつも何を考え研究しているか謎である人身近にいませんか?

予期せぬ事象が起きた時の解決方法を彼らは知っています。

まず、意識の持ちようが凡人より遥にかけ離れていれば、感覚も大衆に比べて大きくズレています。

大衆がなにかに熱狂的になっている時は冷静に物事を理解し静観しており、大衆が見向きも意識も置かない事象には淡々と氷の炎を心で燃やしながら解決の糸口を探し続けています。

我々が想像を絶するほどの努力家であり、勉強熱心な彼らです。

彼らが「孤独を愛する」のは、独りで腰を据えて物事と論理的に向き合うためです。

そこから生み出された産物は、我々の未来を揺るがすほどの宝であり、彼らの功績に繋がります。

彼らの時間の感じ方は、相対性理論に基づいて考えると、目まぐるしい体感なのかもしれません。

 

③変わった性格の持ち主である

 

彼らは意図してそのような性格に成ったわけではありません。

我々よりも、少しだけ自分を見つめる時間を長く持ち始めたことがきっかけです。

自分という「人間」を理解しようと、コツコツ勉強する意識が強くなればなるほど、我々が見落としている物事に着目できるのです。

尤も、見方の特徴としては、論理的な考え方に基づく建設的な見方です。

理路整然のアドバイスも、人によっては耳が痛く、苦手な人物として距離を置かれてしまう悲しい不器用さも、特徴として持ち合わせています。

 

④仕事においての処理能力が異常なほど優れている

 

「天才」には左利きが多いというのは有名な話ですね。

左利きにより右脳が刺激され、「ひらめき」や「アイデア」を生産する能力が高まるといわれているためです。

持って生まれた「感性(右脳の力)」と、後天的に手に入れた「論理思考(左脳)」を融合させれば、鬼に金棒です。

クリエイティブな現場で活躍している方を多く見受けらるのは、このような理由があるからです。

「ひらめき」を打ち出し、「論理思考」で具現化をする力を持ち、人を分析する能力も長けているために人間関係も円滑に回しています。

ただ、基本的には彼らに周りが着いてこれないので、彼らは役職が上か、経営者などに多いのもそれが原因です。

バランス力が優れていればいるほど、世の中で活躍しているでしょう。

 

 

⑤賢いバカである

 

「バカと天才は紙一重」とは、このことなのではないかと思うのです。

本当のバカは害悪でしかないですが、賢いバカは世の中に必要であり、言い換えれば、必要で在り続けるために、「賢いバカに成る天才」も数多く実在しています。

我々が「どうでもいいじゃないか」と思う物事に対して、限界まで突き詰める執着心が強いのも彼らに共通する特徴の一つです。オタク気質とも言えますね。

わかりやすい例えが「ダーウィンの進化論」です。

有名な話ですが、彼は当時四六時中地面に張り付いて蟻を見つめていたそうです。

傍から見たらただの変人ですが、現代においては世紀を跨ぐ偉人に成りました。

 

⑥彼らは(知的)好奇心旺盛である

 

好奇心を原動力にし、膨大な量の本を読み、そこから得た知識を元手に行動に移し、実績を積んでいきます。

彼らは目的のある読み方をし、他人の頭に乗り移って日夜勉強をしています。

 

「体の無い首をどのように切るかという論法を簡潔にまとめるには。」

「なぜ実体が在っての基本的な存在は認められて、実体が無い状態では基本的存在は実在しないことになるのか。(アリスに出てくるチェシャ猫は、実体を消して「ニヤリ」だけを残した)」

「数字のゼロは数に入れるべきか否か。(インド人により解明済)」

など、こんなわけのわからない物事や事象に、好奇心いっぱいになるのです。

このような思考は、学者や哲学者に多く、知識や学問を突き詰めるとこの地に辿り着くようにできています。

知識を付けだし極めると、教養が生まれるので至極当然な道筋です。

なかでも理論という男性特有のロジカルシンキングがあまり得意でない女性からしたら、もうさっぱりわけがわからない思考でもあります。

また、彼らは性にも好奇心がいっぱいです。

例えば医師や弁護士という知的能力をより多く求めらる仕事を生業にしている彼らは、健全な変態が多いです。

 

⑦恋をすると少年になり、究極のロマンチストになる

 

ゲーテの有名な作品の一つでもある、

「若きウェルテルの悩み」を読んだことがありますか?

あれだけの才覚と高品質な教養を持った偉人、ゲーテ。

そんな彼の、切なくも繊細で愛らしい恋の物語です。

ゲーテほどの完成豊かな表現力を持ち合わせた人はなかなか実在しないものの、天才が恋に落ちると、よりロマンチストになってしまう傾向が強いです。

彼らは普段、理論や論理学には優れていますが、女性が得意とする分野である、恋愛心理学はめっぽう弱い人たちが多いです。

 

恋愛という、人間の感情が蠢く世界は、数学や論理学で証明されないものばかりです。いくら努力をして勉学に励んでも、相手の気持ちの答えは、ずっと「不確かなX」のままです。

 

まとめ

 

以上を以て、「天才」または「天才と思しき天才肌」と見られる方々の特徴や思考に触れさせていただきました。

「天才」または「天才肌」に憧れるも良し、恋をするのも良しです。

苦手だった人が上記の特徴に幾つか当てはまり、見方が変わり、距離感が縮むのなら尚良しです。

我々凡人から誤解を受けやすい、敬遠されやすい彼らは、我々凡人に必要不可欠な存在です。

彼らに学び、自身の人生がより豊かになることを願っています。