『切り売り族』とは
時間を切り売りしている
(所定の時間を拘束されている)
サラリーマンのことを
私たちはそう呼んでいました。
彼「貴女は切り売り族だから大変だね…」
そうです。
私は10時〜19時まで職場に拘束され、
片道40分以上かけて通勤しています。
生きていくために働いています。
寝ている時間をさし引いて…
自宅にいる時間(約3時間)で私は、
色々と家事をして、
翌日のお昼のお弁当と夕飯を作って…
という、こんな毎日でした。
彼は切り売り族にならなくても
生きていける自由人ですから、
毎日11頃起床して
朝食を食べて…
身支度して…
ショッピングモールに出かけたり、
お散歩したり、読書したり…
時間を自由に使えます。
そのお陰で、
私たちが一緒にいられる時間が
多く持てたと思っています。
そして…
彼が日常に体験している出来事や
その際に彼がどう感じたのか等を、
彼がキラキラと嬉しそうに話す姿を
眺めて聴くのが
私の楽しみでもありました。
ところが彼は初めの頃
彼「兄貴(長男)の嫁さんから、
『働いた方がいいんじゃない?!』
って、言われたことがあるんだ…」
と、働いていない(切り売りしていない)
ことを気にしてて、
罪悪感さえ感じていたのでした。
私「貴方は働きたいと思ってるの?」
彼「……」
私「貴方は作家だし(今は冬眠中だけど)
別に切り売りしなくても
生きていける状況なんだから、
無理に切り売りしなくてもいいんじゃない⁉️
したいことがあるなら、話は別だけど…」
彼「……」
私「私は切り売りしないと生きていけないから
しているんだけどね〜(笑)」
彼「そっか…」
私「そうよ〜、貴方は幸せよ〜♪
なかなか、そんな恵まれた状況の人は
いないんじゃないの?
せっかくだから、その時間を
自分の心がワクワクすることに使うのが
一番いいと思うよ〜!」
彼「そうだね!別に働かなくてもいいよね!」
私「いいよ、いいよ〜!
したくないことで心を曇らせるより、
あなたの心が幸せで心地よくいることが、
周囲の人をも幸せにすると思うよ♪」
時々、こんな類の話をしていました。
私「私は今のところ、
支配構造の枠にはまっている生活だけど、
羊🐏だね…(苦笑)
いつか脱出できるかな…」
彼「ひつじね…」
私「貴方はとっくの昔にその枠から外れて、
自由に生きれてるから凄いんよ!
宇宙の流れに乗ってるように見える〜!」
彼「宇宙の流れね…」
多くの人が
宇宙の流れに乗ってると思うけど
貴方は最先端をいってるわぁ…
そして…
彼「貴女の言葉のシャワーを
毎日浴びているから
だんだん、自信が出てきたよ♪」
私「うん、それなら良かった♪」
私は彼が心地よくいてくれて、
キラキラしている彼の姿を見るのが、
そして、その彼のいる空間に一緒にいるのが
大好きでした。
つづく…