小学校の時、


駄菓子屋でゼリーを


がっついていると、


「ボトン!!」、と


落としてしまいました・・。



そのゼリーは10円で販売


されている長細いやつで、


当時はその安さからか、


よくがっついていました・・・。



しばらくして、


ふとそのゼリーを見ると、


綺麗なブルーだったゼリーが、


何故か真っ黒になっていました・・。



「モノの数分で腐ったのか・・?」



とか思いながらよ~くみると、


なんと・・・・。



ゼリー全体を、ちっちゃい蟻が


覆っていました・・・。



それはそれはすざましい数で、


もしかすると一万匹は


いるかもしれませんでした・・。



これはもしかして、


すごく良い事をしたんじゃないかと、


勝手にほくそ笑んでいました・・。



さらに、


それに気を良くした私は、


30円使ってゼリーを三本買い足し、


丸々全部、地面に落としました・・・。



「よかったね・・。蟻さん・・・・。」



何て事を言いながら


その日は家に帰りました。



そして次の日・・・。



さっそくゼリーを撒いた場所に


行ってみると、


それはそれはすごい光景でした・・。



ゼリー一本に付き、


何万匹もの蟻が覆いかぶさり、


身動き一つせずチュウチュウ


ゼリーにがっついていました。



今日は蟻にとって、


かなり刺激的な日に


なったんじゃないか!?



蟻の歴史に、


僕の名前が残るんじゃないか!?



天蛙だよっ!!


君たちにゼリーを


与えたのは、


天蛙だよっ!!



今日は記念日だ~!!



とか言って、


一人ではしゃいでました。



・・・・・・・。




そして・・・・。



・・・・・・。



五分後・・・。



・・・・。



・・・・・。



気付いたんです・・・。



・・・・・・・。




・・・・・・。




蟻は・・・・。




・・・・・・。




がっついていた訳ではなく・・・。



・・・・・・。



・・・・・・。



・・・・・・。




身動きがとれずに、



死んでいたんです・・・。



・・・・・・・。




・・・・・・。




ごめんよ蟻さん・・・・。




・・・・・・。



英雄としてじゃなく・・・。




・・・・・・・。




・・・・・・・。




大量殺蟻犯として・・・。



・・・・・・。



・・・・・・。



蟻の歴史に名を刻んでしまった・・・。




・・・・・・。




・・・・・・・。




もちろん・・・・。



・・・・・・・・。




・・・・・・・・。




お墓を作って・・・・。




・・・・・・。



・・・・・・。



供養したよ・・・。




・・・・・・。




蟻さん・・・・・。(達)




・・・・・・。




安らかに眠ってね・・・。




・・・・・・・。



・・・・・・・。



・・・・・・・。



・・・・あっ!!



・・・・・・・・。



・・・・・・・・。




しまった!!!






・・・・・・・。




触んの気持ち悪かったから、



水で流したんだった!!ドクロ


・・・・・・。



・・・・・・。



いやぁ~・・・・。




子供って残酷ですねぇ・・・。ドクロ



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