先日主人と喧嘩をした。だいたい喧嘩になる内容は子どものこと。子どもが寝たあとに久しぶりの大喧嘩だったが、なぜか喧嘩をしている最中も冷めているもぉ一人の自分がいて、めんどくさいなぁなんて思っていた。
私は祖父母に育てられ、祖父は酒乱、アルコール依存症であったため、祖父母の激しい喧嘩は日常茶飯事で、私が泣きながら止めておさまるという流れができていた。これまたなんともめんどうな作業であった。この時から、どこか冷めていたんだと思う。
今日「酔うと化け物になる父がつらい」という本をみた。主人は酒は一切呑まないのだが、本を見ながら祖父のことを思い出していた。作者の方の壮絶な毎日が共感できることが多くて、ウルウルしてしまった。今となっては懐かしい日々だなぁと。祖父は祖母が大好きだったんだと思う。晩年は死んだら一緒の墓に入りたいと話していた。しかし、祖母は認知症になり、祖父を嫌った。そんなこともあり、息子たちの意向で今は別々の墓で眠っている。どうか天国で仲良くやっていてほしい。
主人とはきっとまた喧嘩をするだろうし、今後もっとひどい関係になるかもしれない。でもそれもいつかはいい思い出になることを信じて日々を乗り越えていきたい。