サロンの窓辺に並べたボトルたち
ボトルを見ていると優しい気持ちを思い出します
誰に対しての優しさでもない
もしくは全てにある優しさというか
ただ「優しい思い」を思い出します
私はいつもボトルたちの前に座り
彼らの声なき声を聴いています
こちらから話しかけることもあります
ボトルたちはいつも変わらない
そこが安心する
なにも要求せず許してくれる
鮮やかな明晰さで真実を語り
心の曇りを払ってくれる
なによりありがたいのは
感謝の気持ちを湧かせてくれること
私にとってはそれが救いになるから
大切ないろんなことを思い出させてくれる
ときどき思い出せないこともあるけど
それはボトルのせいではなく私が聞いていないから
そういう時はいつもよりゆっくりと座り
対話します
ボトルたちのように優しい存在になりたい
・・いや
私の内にある優しさを思い出し、いつも忘れずにいたい
あああなんかありがと~って(感涙)