あれは15年くらい前だったか・・
 
 
その頃パニック症状(パニックさんと呼んでいる)
の調子が悪く
 
ある日夕飯の支度中に
急に全てが虚しくなり
 
肌に布が触れていることが耐えられず
足の裏に床板が触れていることに耐えられず
鼻から酸素が入ってくることに耐えられず
 
身動きできずに
ひとりシクシク泣いていたんです
 
 
丁度そのときだんなさんが帰宅し
私の様子を見て心配してくれたのですが
事情を説明すると
 
「そんなの気の持ちようだ」
 
私は
 
「気の持ちようでなんとかなるなら
とっくにそうしてる
それができないから辛いんじゃないか!」
 
と人生で何度かしか経験ない
 
叫ぶ
 
ということをしていました
 
・・それ以来だんなさんは二度と
そのようなことは言わなくなりました
 
 
だんなさんは今でも
私のパニックさんを理解はしていないと思います
 
共感もしていないでしょう
 
 
症状が出ている時の感覚は
自分としてもなんというか・・
健全とは言いがたい特殊な状態で
 
経験したことがない人には
あの感覚を理解し共感するのは
難しいのではないかと思います
 
 
ただ共感には多大なる癒しの力があるのか
 
私がパニックさんのことを
ブログに書いたりすると
 
同じ症状の方から
メッセージをもらったりします
 
※いつもはコメントとか入らないのに(笑)
 
 
だんなさんはあれ以来
 
私がパニックさんになっているとわかっても
何も言わなくなりました
 
でもなんかそういうときは
寄り添ってくれています
 
文字通り近くにいる訳じゃないけど
(忙しい人なので)
 
静かな優しさを近くに感じるような感覚
 
 
自分を完全に理解してくれるなんて
この世界にそんな人間がいるとは
(可能性は0じゃないけど)実際には無理無理
 
それを受け入れることが
この世界で生きるということ
なのではないかと思っています
 
でも・・
 
寄り添う
受け入れる
押し付けない
 
それをもし共感と呼ぶなら
やはり人は共感によって癒されるのでしょう
 
 
 
 
あのねぇ例外は天使ね
(ホーリースピリットと言っても良い)
 
彼らは恐れを経験してないはずなのに
 
私以上に私を理解しているようです
私の中の恐れも含め
 
パニックさんも私にとっては
特殊な状態だけど
 
彼らの感覚もある意味特殊ですね(笑)
 
どちらも自分の日常に
ちらりと垣間見える世界
 
 
あ〜72の天使にパニックさんから救われた話を
書こうと思ってたのに
 
また今度書きます
 
 
 
今日のスーパーボウルの
ガガさまのステージ、良かったな〜
 
彼女は大統領選前は
さんざんクリントンさんを支持していたけど
 
政治的発言はせず
だれのことも批判せず
 
自分達が決して分断しないことを
伝えているように感じました
 
そうそう
 
理解し合わなくてもひとつにはなれるからね