いやぁ・・

 

 

朝、いつものように母に

おはようと声をかけて

 

いつもならおはようと返ってくるのに

 

ベッドに腰掛け着替え中の格好のまま

きょとんとした顔でこっちを見ているだけ

 

・・そのまますぐ病院へ

そして入院してしまいました

 

 

まずわたしの頭に浮かんだのは

 

急に環境が変わって

無理していたのだろうかということ

 

 

引っ越してから母には

「時間のあるときに早く荷物を片付けなね」

なんて言ってたのですが

 

緊急入院してしまった母の着替え等を取りに

帰宅してたんすの引き出しを開けたとき

 

きち〜んと服がしまわれてたんですよね

 

下段には冬物、上段には夏物

スカーフは小棚に

 

それを見て

久々に大泣きしましたね

 

私がもっと

母を気にかけていればよかったのかと

 

 

しかし実際

泣いたのはその時くらいで

 

誰かが倒れた時の入院手続き等もろもろ

自分が責任者となるのは初めてで

 

※誰かがやってくれてる横で

ウロチョロしていることはあったが

 

涙があふれるような気持ちよりも

もっと強い力が自分にあるのを実感しましたねぇ

 

今だから思うんですけど

それって

 

罪悪感や不安に支配されそうな時ですら

それよりも深いところに

まだなんらかの力があるということで

 

そしてその力で生きて行動している時

人はグランディングするんだろうなって

思いました

 

 

その夜は一睡もできませんでしたが

 

翌日母の様子が安定して

その夜は信じられないくらい爆睡しました(笑)

 

目覚めたとき

血液入れ替えたんじゃないかと思うほど

身も心もなんか変わっていた

 

あれ、不思議

 

 

 

 

仕事も家族も勉強も

 

私の目の前にいつも当たり前にあったものが

次々とはずされてゆくようです

 

それを物差しにして

それに安心して生きていたものが

どんどん消えてゆく

 

約束がキャンセルになる

仕事が減る

 

そして私は今病院なんてところにいる

 

仕事ができない不安

勉強が間に合わない焦り

 

その物差しすら消えてゆく

 

・・なんで?

 

 

キッチンの床に落ちていた

母のエプロンを拾ったとき

 

今まで私になにかと不安を与えていた

物差し(思い)の奥に現れた

 

実は私を生かしてくれていた力に

 

出会った、気がしました