12日(日)で終わっちゃうので

間にあって良かった

 

上野・西洋美術館の「カラヴァッジョ展」

 

 

ルネッサンス後期の天才画家

 

光と影の激しいコントラストが醸し出す

ドラマチックな色使いと構図は斬新で

 

後のレンブラントやルーベンスに

影響を与えました

 

当時新しかっただけでなく

かなりオンリーワンな画家だと思います

 

 

素行の悪さもドラマチックで

 

画家として成功してパトロンもいたのに

酒と女とけんかに明け暮れ

人を殺して逃亡

 

38歳で病気で亡くなります

 

 

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私思うのですが

 

不良と呼ばれる人達は

すごく地に足がついているって

 

カラヴァッジョも

しばしばリアリストだと言われますが

 

野生がむき出しで気取ってない

 

美化しない

 

そう、物事も自分のことも

女性も花も人生も

 

美化しないとこが私はとても好きです

 

美しい

 

 

自画像も全然綺麗じゃないけど

 

人に良く見られようとか

かといって自虐って感じもしなくて

 

「オレー!」

 

に忠実に生きた人のような絵です

 

 

宗教画を描いてもどこか低俗で

 

嘆きのイエスというより

ふてくされたイエス(に見えるのよ、笑)だったり

 

 

・・けどね、想像しちゃうんです

 

カラヴァッジョがキャンバスに向かって

一心不乱に描いてる姿を

 

その時だけは怒りはどこかに追いやられ

無心で描いてそうな姿を

 

多分ものすごい集中力で

 

ギラついた彼の中にある

 

神の子である透明な神聖さを

 

 

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じゃなきゃこんな絵は描けないよー

 

なんなんとなく

一気に描き上げた感じがしませんかね?

 

その辺

ネチネチしつこそうなダヴィンチとは違うね

 

 

上手だなぁ、ずっと見いっちゃったよ

 

葡萄の味が

お口の中に広がっちゃいました

 

きっとこのとき隣で描いてた人も

上手過ぎて顎外れたんじゃないかな

 

 

画家さんって

生前は悲惨な人生歩んでる人も多いから

 

カラヴァッジョは

生きてるうちに成功できて良かったね

 

周りはいい迷惑でも

 

 

嗚呼・・人間の魅力ってカオスだね~