1913年パリ・シャンゼリゼ劇場で

後世に残る
センセーションな事件が起こります


異国ロシアのディアギレフ率いる
バレエリュス(ロシアバレエ団)の新作

「春の祭典」

作曲:ストラビンスキー
振付:ニジンスキー
ロシアバレエ団公演

保守的なパリ社交界の観客の多くは
そのあまりにも前衛的な作品に上演中から

怒号と

歓声とで

演奏が聞こえなくなるほどだったそうです


それから100年経った今
春の祭典を批判する人はほとんどいない

時代が変わったの?

当時怒号を浴びせていた人が
今の評価を耳にしたらどう思うだろう


よく考えるんです

もし自分が
そのときシャンゼリゼ劇場にいたら
どう感じただろうか?と


今、私は春の祭典が好きです
音楽も踊りも

でも当時そこであの作品を見たら
どう感じたかわからないな


自分が感じることって
どこからその感覚が来るのかな

ただ自分がそう感じてるの?
それとも何かに影響されての感覚なの?

・・どちらが正しいということではなく
面白いなぁと思って


生前評価されず
今有名な芸術家がたくさんいます

ゴッホ、ユトリロ、モディリアニ・・・

もし当時自分がパリに住んでいて

売れてないけど自称画家だという
ゴッホを紹介され
その作品を見たとき

どう思うかな~?

素晴らしい!か

キモい、かもしれないし

この人目つきが悪くてやだ、とかね

※いろいろ想像するのも楽しい


六本木の新美術館で9月1日まで開催中の

「バレエ・リュス」展


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あの時代にこういうコスチュームを思いつき

実行する

その芸術に対する情熱が素晴らしと思って観てました

※ただディアギレフの場合は
芸術家だからというより
確信犯的にやってましたよね


コスチュームそのものは
正直まあまあというところなのね(笑)