高所恐怖症をおしてまで観てきました

「ラファエル前派展」

六本木ヒルズ52F・森アーツセンターギャラリーにて4月6日まで


こんなに持ってきちゃっていいの!?

っていうくらい

ラファエル前派の代表作が勢ぞろい


この時期にロンドンのテート美術館を訪れる
世界中のラファエル前派ファンの方に申し訳ないくらいです


なので見応えあったわ~

「美」がお好きな方はぜひ観てくださいませ


わたしは彼等に一抹の苛立ちを覚えつつも(自己完結型だから)
その美意識と世界観にはひれ伏すばかりです


彼等と
彼等の美のミューズとなったモデルの女性たちとの

入り乱れた(笑)三角関係相関図なんかも詳しく紹介されてて

まるで週刊女性的な面もある
オモシロイ展覧会でもありました


オフィーリアはもちろん良かったけど

今回

とある一枚の絵に大変心奪われました


家族が避暑地の海辺で過ごしている…
なんてことない風景を描いたもの

ラファエル前派っぽい題材ではないけど
かえってエキセントリックではないその素朴さが印象的で


今日はあとの予定があってゆっくりできなかったので

今度もう一度あの絵に会いにゆこう


ラファエル前派の絵は緻密な描写が特徴で
一枚の絵に数年かけたりしてるのも多く

画家の思い入れがすごくて

体力不足の病み上がりの今の自分は
負けそうでした(笑)


でも私もそういう風にまた絵を描きたいなと思った


サクッと描く絵はそれはそれで楽しいけど

美大時代のように
絵を描くことだけに長時間没頭したいなぁ


絵に限らず

好きなことに好きなだけ没頭し

緻密に細部まで練り上げて完成させる

※1日少しづつとかじゃなくてずーっとそれだけやる、です


そういうやりかたは好きだ


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展覧会の最後の一枚のタイトルは

「愛に導かれる巡礼」

なんと後味の良い終わり方!

希望がひとかけら手のひらに残りました
ラファエル前派の若者がそうであったように