昨日の嵐の中。
わざわざ銀座まで外出したのは
仕事の用事を片づけるため・・・
・・・ではなかったようです。
松屋デパートの裏で
「ベニシアと仲間たち展 」という展覧会のポスターを見かけ。
見知らぬ英国人女性が
緑豊かなガーデンで微笑んでいるその写真に一目惚れし。
迷うことなく
ふらふらと中に入ってしまいました。
ベニシア・スタンリー・スミス。
京都大原・築100年以上の古民家に暮らすイギリス人女性。
英国貴族の出身ながら、社交界に心満たされなかった彼女は
19歳で世界を放浪する旅に出ます。
インドのアシュラムでの体験などを経て
導かれるようにたどり着いたのが京都でした。
庭を愛し、自然と共にゆったり過ごす手作りで丁寧な暮らし。
・・・展覧会は
そんなベニシアさんの暮らしぶりを紹介するものでした。
※「猫のしっぽ カエルの手 京都大原ベニシアの手作り暮らし 」
というNHKの番組もあるんだって。知らなかった
英国と日本の伝統がミックスされた
品良く暖かなテイストの家具や道具類。
庭で育てたハーブで作る石鹸、ジャムやオリジナルレシピの紹介。
大原の四季折々の映像。
なにより私が感動したのは
彼女自身が書いた日記風のエッセイです。
自然であること。逆らわないこと。大切にすること。
幸せは心のなかにあるということ・・・
若い頃、スピリチュアルな探求をしてきた彼女ですが
エッセイの文章はどこまでも素朴で優しい。
奇抜なことはどこにも書いていないのですが
彼女の心にある素直な思いが、私の心に素直に届きます。
グリーン…を感じました。
庭。
時間。
犬や猫たち。
創作。
心の平穏さ。
・・・私がどのように在りたいのか・大切なことは何かが
この展覧会を見てよくわかりました。
嵐の中を外出して良かったヨ(感涙)。。。
会場の外ではベニシアさんグッズが売ってました。
わたしは迷わず
「ベニシアの言葉の宝石」というエッセイ集を買いました。
あれ?
家に帰ってよく見るとこの本
ベニシアさん自身によるエッセイの朗読&大原の映像DVD付だ。
ちょうどいい!
最近また英語学びたい熱が上がってたことと。
アメリカンじゃなくてブリティッシュイングリッシュを学びたいのが
私のこだわり(笑)なので。
英国(しかも貴族)出身のベニシアさんの
ゆっくりした口調と簡単な単語で綴られるエッセイの朗読は
ヒアリングの練習にぴったりです。
しかも内容も映像もとっても美しく私の好きな感じなので
英会話の練習の域を超えて何度も見たく(聞きたく)なりそう。
「ベニシアと仲間たち展 」は銀座・松屋にて9月24日まで。
映画「ベニシアさんの四季の庭 」は
9月14日よりシネスイッチ銀座でロードショー公開中。
大切なことを思い出したい、そんなあなたへ(笑)。