深夜バラエティ族で、ドラマは全然見ない私が

数十年ぶりにハマってるのがドラマ「半沢直樹」。


(評論家ぶって)好きな理由を語ります~。



わたしはドラマに好きなジャンルは特にありません。

恋愛・社会派・コメディ・シリアス・・・なんでもいい面白ければ。


じゃあ、どんなドラマを面白いと思うのかというと


・・・なんだろう?多分


「サービス精神があって、且つ、媚びてない」


ドラマが好きなのかも。



媚びるってことは

ナメてるってことだと思っていて。


そのドラマがお茶の間(=私)に媚びてると感じると


「お茶の間ナメんなよ!」


と反発してしまいます(笑)。



かといって、ひとりよがりなのもねぇ。


サービス精神がない。

テレビドラマはエンターテイメントなのに。


なのでこれまた


「お茶の間無視すんなよ!」


と言いたくなります(苦笑)。



どちらも、お茶の間への優しさ(愛)がないんですよねぇ。



「半沢直樹」というドラマは

このふたつがちゃんとあるから好き。


ウケるかどうかをお茶の間の責任にしない

作り手の意志(意図)がちゃんと現れてて良いんです。



このふたつをベースに、あとは。


作り手(演出や脚本や役者さんなど)が

良い意味での緊張(プロ意識)に満ちていて。


同時にそれを楽しんでいて。


自分たちの作っているものを

愛していることが感じられるところも好き。



だからドラマ全体が生き生きしている。



おじさんのドアップがやたら多い大袈裟な演出も。

(島耕作ばりの)ラッキーが多過ぎる展開も。


作り手の意図が明確(筋が通ってる)から

面白く受け入れられます。



同じシーンを何度見返しても面白いと思えるのもすごいなぁ。


昨日の第9話だったら。


金融庁検査中の頭取(北大路欣也)の目だけの演技とか。

田宮社長に不正をバラされた直後の大和田常務(香川照之)とか。


5回くらい巻き戻して観ちゃった。




まあでも。


「倍返しはいかんだろう」とは思います~。



青空ボトル


台風直後の銀座。


和光の洋風石造り建築は美しい。東京中央銀行の本館もイイね。