先日のイニエスタ に続き、おめでとうシリーズ。
「アレッサンドロ・ザナルディ(伊)が
パラリンピックのハンドサイクル競技で金メダル」
ザナルディは90年代前半にF1で活躍したドライバーでした。
わたし、F1好きですけど
彼がF1辞めた後のことは全然知りませんでした。なので
「パラリンピック!?なにかあったの!?」
・・・レーシングドライバーにはままあることですがやはりザナルディも。
F1からカートに転向した後の大事故で
両足を膝上から切断していました。瀕死の重傷だったらしい。
しかしそこからがスゴイ。
事故の20ヵ月後に彼は復帰(!)し、事故を起こしたサーキットで
走れなかった残りの周回を
特別仕様のレーシングカーで走り切ったそうです。
・・・恐れを振り切りたかったんだろうか。
だとすればすごいやり方だな~感心しちゃう。
その後はツーリングカーで活躍し
2009年にハンドサイクルに転向して
今回の金メダル2個・銀メダル1個獲得に至るそうです。
メダル獲得後のザナルディのコメントがもう・・・(感涙)。
「いつもどおりラッキーだった。
僕は人生からたくさんのものを得てきた。
幸運の女神が次々にいろんなものを与えてくれる。
本当に感謝するばかりだ」
これ読んで泣きました。
自分がラッキーって・・・言えるんだぁ、この人。
モータースポーツが大好きで。
でもF1で頂点を目指すのはもう無理で。
ならば自分ができるカテゴリーで頂点を目指し、頂点に立つ。
・・・それは彼にとってラッキーなんだなぁ。
「空想を追いかけるべきではない。
しかし地平線をよく見れば、角を曲がったところに幸せがあるものだ」
「今自分にできることをする」とか
「受け取るだけでいい」って
最近よく耳にするけど、こういうことなのかな。
ザナルディこそが
「受け取るだけで良い」人生を生きてる人のように思えます。
受け取るだけの人生って
こんなに幸福でエキサイティングなんですね。
このニュース記事はこちらなど
http://blog.livedoor.jp/markzu/archives/51853257.html
※ちなみに私はザナルディと誕生日一緒でした~