惑星の月19日・KIN119青い月の嵐

GA B50(Ahaiah) / HA B61(Vasariah)


たかが挨拶。されど挨拶。



おなじみ「ぽぽぽぽ~ん」のAC広告を見ただんなさんが

「こんなことイチイチ訴えないとできないなんて!」と

吐き捨てるように言ってる横で

人知れずビクついていた、挨拶が苦手なわたし。



ブログで何度かご紹介?している

近所に住む、おっかない顔で実は優しいおじさん・野村さん

先日の朝、サロンに向かう道の途中でばったり会ってしまったんです。


私はまだ一度も彼に挨拶できたことがない。


※ちなみに野村さんの方からも挨拶してこない。

  私を睨みつけるだけ。けどそれは

  私が彼に挨拶できないのとは明らかに違う理由によるものと思われます(苦)。


いつもの私なら、野村さんに気がつくと

さっと道を曲がったり

歩道の反対側にさりげなく移動したりして

なんとか挨拶を回避してるのですが

(そういう消極的な気持ちがそもそも・・・だよなぁ)


そのときは近距離に近づくまで気がつかなかったもので

避けようがなくなってしまいました。


なのでものすごーく勇気を出して

「おは・・・ござ・・・す」

と(多分)蚊の泣くような声で、でもちゃんと挨拶しました!


次の瞬間、野村さんは一度だけ大きくうなずいたのです。


あたかも

「(よぉし、そうだ。それでいいんだ!)」

と言ってるように。


ただし無言でしたが(ナニ様だよおまえ)。



私は野村さんにようやく認めてもらえたのでしょうか?

それともまだダメなのでしょうか?


なんかよく分からなくてフクザツな気分。



・・・という、なんだかモヤモヤした気分でそのまま歩いていたら

次に、見知らぬおばあちゃんが道端に座っていました。


知らない人なので、私からすると当然挨拶するなんて考えられません。


そしたらそのおばあちゃんは、こちらを見てにっこり微笑んで

「おはようございます。いってらっしゃい」

と挨拶してくれました!


わーーーーーん(感涙)。


イイ年してロクに挨拶もできない自分を責める気持ちと

同時にある種の自己憐憫に浸っていた私の気持ちは

これで一気に浄化されました。


「(やっぱり挨拶は世界を救う。

私も言い訳してないでちゃんと挨拶しようーー)」


と、決意を固めたのです。



そしてまた歩いていたら前方にこの時間によく会うおじさんの姿が。


彼とももう何百回も同じ時間に同じ道で会ってるのに

ロクに挨拶できないまま時が過ぎています。

(おそらくお互い人見知り)


私はおじさんを見つけた瞬間

カチーーーンと固まり

(さっきの決意はどこへ?)


・・・結局無言で通り過ぎました・・・・・・・・・・。



もうなんだかやだよーもう。


たかが徒歩10分のサロンまでの道にこんなに地雷が埋まってるなんて。


いや、ドラゴンクエストのモンスターというべきか。

角を曲がるとモンスターが待ち構えてるのよ。


ぎゃー「モンスター」なんて言っちゃ申し訳ない。

天使が待ち受けてる・・・のね・・・。



青空ボトル


神楽坂の通勤路は今日も優しい