銀河の月3日・KIN47青い銀河の手


斜め向かいの野村さんちのおじさんは、とにかくおっかない顔の人です。


私たち夫婦はそんな野村さんのことを

影ながらカルロス・ゴーンと呼んでいます

(ホント、そっくりなんだもん)。



それでなくとも顔が恐いのに野村さんは

道ですれ違い様に人の顔をじーーーっと見るんですよ。


それでなくとも人見知りの私は

そうなると「蛇ににらまれた蛙」状態で固まってしまい

いまだにまともに挨拶できたことがありません。


・・・という話を、ある日だんなさんにしたところ

「えー?オレにはめちゃくちゃ親しげに話しかけてくるゼ」だって。


えー!?

じゃあ、あんなに恐い顔で睨むのは私にだけ?

 


もともと私たち夫婦の場合、何処へ行っても

「無愛想な奥さんと陽気なだんな」という図式が出来上がるのですが

それにしてもちょっとショックだなぁ、野村さん。



まあね。


野村さんの飼っている犬の、彼に対するなつきようからしても

あんな顔(←シツコイ)だけど本当は

とても優しい人なんだろうということは

容易に想像がつきます。


私も野村さん、好きですよ。

(私は好かれていないみたいだけど、くすん)


それに比べて


「オレって野村さんに好かれてるよなー」


というだんなさんののん気な言葉が

私の中に虚しく響く・・・



そんなある日、事件は起きたのです。



あ、でももう出かけなくてはいけません。

すみませんが続きはまた今夜か明日にお願いします。


ではでは、あまり忙しくない今週中にと思って予約したので

今から髪を切ってきますぜ~。