電気の月7日・KIN171青い月の猿


今日もnanairo展中。



この会場は、同じ建物内の隣の部屋もイベントスペースとして使われています。

この数日も、ときには若い女の子がなにやら集まっていたり、ときにはおばあちゃん達が体操していたり。

多目的スペースみたいね。


今日のお昼頃、知らないおじいさんがnanairo展の会場にふらりと入ってきて、ニコニコしながらじっくり絵を見てくれました。

そして、これから隣の部屋でボタニカルアートを教えるんだと話してくれました。


聞くと、その方は会社の社長さんで今も現役バリバリお仕事しているそうです。

ボタニカルアートは20年前から描いていて、今では人に教えるまでに腕が上がったそうです。実際絵を見せてもらったのですがとても上手でした。


20年と言っても今75歳だから、始めたのは55歳のときなんですよ、と。

そのときの先生が綺麗だったから習い始めたし続いたんだと、笑いながら話してくれました。



なんかいいな~と思って。


年齢とかキャリアとか評価とかに縛られないっていいな~と。


そして、仕事にも仕事じゃないことにも情熱を注ぐことができてる人に実際に会えて、私はとても刺激を受けました。


できるできない(絵を描ける描けない)は、時間がないという物理的な事情ではなく、単に意識の問題なんだと。


本当に物理的にできなければ、気持ちが迷ったりぐすぐすしないのです。

ぐずぐずするのは、やろうと思えばできるのにやらないでいるからです。



なんか、今度こそ本当に肝に銘じて分かったよ。


やっぱり私、やるよ。



※ちなみに「ボタニカルアート」とは、細密に描写した植物画のことです。

まだ写真技術がない時代の植物辞典は、植物の細密画によって紹介されていました。

写真がそれに代わるようになっても、植物の細密画の美しさは「ボタニカルアート」というジャンルとして継続されているのです。 by かおり知恵袋