イカです。
取りあえず分解して洗浄完了にて組み上げるのですが、CRMは年式によって若干スプリングの仕様が違うようです。AR以前の車両でフォークをもっとしっかりした仕様にしたい人はどうやらARのスプリングを入れるようです。ARはRR以前とくらべて若干スプリングの長さが違うんだって~(イカのネット調べ)。あとは過去にデイトナが出していた強化スプリング・・・これはもう廃版で入手不可能なようです。まぁ~ふにゃふにゃ感が嫌だったらスプリングの上下どちらかにカラーを作って入れてやればいいんですが、現在、オモチャ旋盤が使用不可能(実家建て替えのため倉庫の奥に・・・)のため今回は見送る事にしました(オイル増やしてもヨイ)。
粘度(?)はG10
G10というとコニシの接着剤を思い出すが、これはフォークオイルです(←要らない説明BEST10!)。
当然の事ながらオイルシールにはたっぷりのシリコングリスを盛ってラップ部を滑らしシールを挿入します。
ちなみにCRM250RRのフォークは『ダストシール+オイルシール+スペーサー+ブッシュガイド+ブッシュスペーサー』なのでスペーサーを忘れないように!!(私は忘れて組みなおしましたとさvvv)
ちなみに、オイルシールの外側にもうっすらシリコンオイルを塗ってやるとシールを傷めずにスルッと入ります。フォークのオイルシーは抜け防止のクリップが付いているので問題ありませんし、アルミの腐食でシールが抜けなくなるのを防止してくれます。オイルシールが定位置まで入ったら押し込み治具を外し、クリップで固定しダストシールを押し込みます。
カラーCOMPを入れて~
もう仕事が
バカ
です!
さて、CRMです。
前回、分解洗浄までいったので組み立てです。って・・・組み立ては分解した手順の逆に組んでゆけばいいだけだから別に書くこと無いんだけどネ。

今回使用するフォークオイルはSHOWAの純正を使おうか思ったが・・・すんげー高いのでスズキのフォークオイルっす。


あんまりフォークオイルとか詳しくないからわからんのだけど、フォークオイルは10Gという規格のオイルが一般的なフォークには無難に使えるらしい。ちなみにこのオイルはコストパフォーマンスに優れているらしく使てるユーザーさんは多いとか・・・まぁ私もその一人にナリマシタガネ!
んで、フォークを組んで行くわけですが(詳細は割愛します)インナーチューブにダストシールとオイルシールを入れる際にブッシュメタルの溝で

リップ部に傷をつけてしまうため、サランラップで

インナーチューブの段差を保護してシール類をはめ込んでゆきますわ。

ずるずる~~~とね♪

次にフォークオイルをブッシュに塗りたくりインナーチューブをブッシュスペーサー側からはめ込む。はめ込んだらオイルシールをぶっこむ訳ですが、よく特殊工具が必要とか塩ビのパイプを輪切りにしてオイルシールを押し込む裏技を使う人もいますが実はもっと簡単な方法があります!
それは、元々ついていたオイルシールをC型に切りインナーチューブに嵌め込みC型に切ったオイルシールで新しいオイルシールを打ち込みます。

インナーチューブを傷つけないようにトンカチで円を描くようにコツコツと~~


後はスプリングとアブソーバーの組み立てです。正直、フォークの組み方なんて人それぞれで『これが正解です!』ってのは特に無いと思う。あくまでも私のやり方であって間違っていてもそこはご愛敬。
まずはインナーをめいっぱい沈めます。

スプリングを入れて~


アブソーバの先端にカラーを付けて(重要!)写真のような状態にしたら

カラーCOMPの中に突っ込み~

アウターチューブを持ち上げてインナーチューブ先端のアジャスターが付いたボルトをインパクトで締め込みます。
先端のアジャスタボルトさえ締めてしまえばフォークが分解してします事はないので安心して作業が進められます。アスターチューブを若干さげてフォークオイル700ccを注ぎ込みます。ゆっくりゆっくりと気泡をかませないようにね。

半分くらい入れたらアブソーバを上下させてエア抜きを行いまたオイルを入れる。
フォークに全容量のオイルを入れたらまたアブソーバをゆっくり上下させてエア抜きを行います。このエア抜きの作業ですが、アブソーバを上下させてやりアブソーバ内にオイルが満たされると上下運動に手ごたえが出てきてアブソーバ効いてるのが分ります!
後はトップのキャップを締めて完成です。
ちなみに完成したらそれで終わりではなく、フォークに体重を乗っけてゆっくり上下運動を1時間に3回くらい行ってキャップボルトを外してフォーク内溜まったエアーを抜いてやりましょう。フォーク内に無駄な圧力が残るとシールからオイルが滲みだし(押し出される)ます。
そうそう、こだわる人は油面の高さを測りますが、私の場合はフルオーバーホールで全容量交換っつーことで油面は間違っていないと言う疑心暗鬼に基づき測定はしませんvvvでもね、オイルの多い少ないは確実に動きの『硬さ』に影響するので好みで調整しましょう。
一応素人のフォークのオーバーホールは完了です!
次回は~キャリパーのオーバーホールと参りましょうか☆
ではまた!
アディオス・アミーゴ