イカです。
ウチの会社は輸出がメインなのでEUのうんちくのおかげで、会社の中のがズタボロですvvv
なんたって常にケツカッチンな現場に残業規制が引かれたもんだから全体的に大混乱!仕事は終わらなし、仕事が終わらない私ら兵隊に上司がヒステリックに怒鳴る。仕事量は増えてるのに強制帰宅みたいな→過酷すぎるわvvv残業がけっこうついてたから安月給でも何とか自分を騙しながらやってたけどさ、これでカットだったら正直、割に合う仕事じゃない。まぁ~~~やっぱ考え時か。


さて、CRMです。
もう本当にゴミ同然のCRMですが、どこを見てもやっぱダメダメですネ。今回はフロントフォークです。
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状態が良いかどうかと言われれば・・・・この年式にだったら『中の下』といった処だろうか。インナーは若干錆があるものの、これは1500番の耐水ペーパーに油をしみこませてラッピングしてやればなんとかなる。あとオイル漏れはデフォルトかな(笑)。
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さて、フォークのオーバーホールって難しいと思う人が多いようですが、分解した手順と部品の配置さえ間違えなければ意外に簡単です!と、言いたいところですが~私のような素人は気持ち半分『ぶっこわしてもイイヤ』くらいの感覚で臨みます。一応、正立フォーク・倒立フォーク・倒立カートリッジタイプは何本かやったことがあるので私の中では簡単な作業な方です。
まずはフォークがトップブリッジに固定されてる状態でフォークのキャップボルトを緩めておきます。CRMは17のレンチで外れます(19だったかな?)。以前DRZ400をやったときは8角形くらいのドデカナットだったような気がするな・・・てか、DRZのフォークは本当に良いフォークだよ!!できればCRMに移植したいくらいだvvv
キャップボルトを緩めたら(フォークを抜いてしまうとこのボルトを緩めのが困難に)フォークを三又から外してキャプボルトを完全に外してオイルを捨てます。
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うわ~~~・・・・でました、ガンメタ色のオイルvvvこれは相当なスラッジが溜まってるな。
キャップボルトにショックアブソーバがくっ付いているので、インナーフォークの真下についてるアジャスタのボルトをエアインパクトで外して一緒に引き抜いてしまいましょう。
ダストシールとクリップを外して
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インナーチューブをガンガン引き抜いてやるとオイルシールと一緒にインナーチューブがスポンッと抜けます。引き抜くとこんな感じで部品が装着されています。
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『ダストシール+クリップ+オイルシール+スペーサー+ブッシュガイド+ブッシュスライダー』
ちなにモンゴリで良く見る激安中華倒立フォークですが、あれが『いまいち』である理由は上記写真のブッシュガイドとブッシュスライダーが無いのだ。この二つがあれば精度と動きは抜群に良くなるのだが・・・まぁその辺が中華クォリティーなのかな~。
そして問題なのはスプリングを抑えているカラーCOMPと呼ばれるスチール製のパイプ。こいつがに錆がでているのだ!!
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フォークオイルって吸水性があるのかな~~~錆はサンドペーパーで落としました。
全体を分解するとこんなパーツ構成です。
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一番上のパイプがフォークの心臓部であるアブソーバです。新しいオイルを入れたときに気泡が溜まるのもこの部分なので注意!さらに言うならフォークを分解した際にアブソーバのロッドを押し込むと、内部のオイルが

ドピュ!

と発射するので注意(リアルに顔射するところだったvvv)
アブソーバの中はスラッジが溜まってるんで灯油でしっかり洗浄しましょう。
インナーチューブ、アウターチューブ内を洗浄して組み立てに入ります。と、そのまえに『洗浄』の注意事項!!
世の中で売られてるブレーキクリーナーやパーツクリーナーはスプレータイプなので洗浄した部品に吹き掛けると部品はある程度洗浄されますが(脱脂効果は無い)気化熱で激しく『結露』します!パーツクリーナーで洗浄した部品は必ずエアーやウエスで結露した水分を拭き取ってから組み込んでください!!じゃないとせっかく洗浄した部品が錆びたりオイル内にわざわざ水分を持ち込む事になります。なので基本的に洗浄は灯油とガソリンの混合をお勧めすますvvv
今回はブッシュガイドとブッシュスライダーとダストシールとオイルシールとオイルを交換します。
ブッシュガイドはこれ
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左が新品で右が古いもの。
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まあ~それなりに摩耗はあるようですが使えない程ではないようですね(でも交換)。

ブッシュスライダー
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おそらくモリブデンコーティングだと思うのだが、これもついでに交換。
そして今回の大本命!ダストシールとオイルシールはコレを使います。
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SKFの低摩擦オイルシールです!てか、これ1台分セットで約4300円だと思っていたのだが、よくよく見ると・・・

1本分なのだ!

って事は・・・こいつを2セット買わなきゃイカンっつーことか・・・・はいはい買いますよ!!
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このシールの売りは低フリクションって事なのですが、たしかにシール面を指で擦ってみると通常のオイルシート違いスベスベである!!なんつーか・・・・スベスベvvvv
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このSKFの取扱店が『このシールがいかに低フリクションであるか』というのを試した動画がアップされていたので、それらが本当かどうか検証してみた!内容はこのシールを組んだ倒立フォークのインナーをスプリングを抜いた状態で縮め手を放すと低フリクション故に自然落下するというもの。
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むむむ!!これは・・・凄い!!!
ヌルヌル動くよ(イヤン
新品のオイルシール装着でスルスルと動くのは確かに低フリクションである事は間違いないようだ。
余談だが、オイルシールを変える前も自然落下していたがvvvv(それはシールが死んでたからだろ)。


ふーーー。
ちぃと長くなったので今回はここまで。
次回はフォークを組み立てます♪
ではまた!
アディオス・アミーゴ~