イカです。

熊本で地震がありました。
次jは関東だなんて言われてましたが・・・これは本当に驚きです。
天災は本当に予想できないな・・・・
古いバイク仲間が大分に居るので心配です・・・。

さて、CRMです。
前回、排気デバイスのオーバーホールまで終りました。
腰上の組みつけにまいります。
ヘッドは真鍮のブラシで擦っただけでこのとうり♪
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この写真ではわかりづらいのですが、ヘッドの上のウォータージャケットの穴が水垢みたいなので詰まってました・・・・。
お次はピストンです。
ピストンは新品のBタイプを選択。とりあえずシリンダーに刻印が見られなかったので勝手に『Bタイプ』と判断したが・・・色々と調べて行くうちに識別の刻印は『刻印』ではなくただの黒いゴム印だって事が発覚!そんなのさ~10数年オチのバイクなんて消えちまうのが当たり前でしょう。とりあえず識別が不明であったら『Bタイプ』を使いましょう。
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ピストンはモリブデンコートされていて初期当たりは良くなっている。まァ~100km も走れば無くなると思うがvvv
ピストンの向きは・・・もう凝視ししないと解らないくらい薄いスタンプでINと書いてあるほうが上(キャブ側)です。
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(これさ~ホントに識別不明なんだけどvvv)

そしてピストンリングを組み付けます。2STといえどもトップリング・セカンドリング(セカンドリングにはエキスパンダーが入ります)の識別があるので注意!
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4STと違い、2STはピストンのリングの溝にピンが打ち込まれていてそこリングの溝を合わせます。ある意味ラクですが、コレを間違えるとピストンをシリンダに挿入する時に一発でリングがへし折れますvvv
ピストンの準備ができたらクランクケースとシリンダに液体ガスケットを塗布。
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クランクケースとシリンダの間にガスケット(4型は1~3とはタイプが違うので注意!アテナのガスケットKITはどちらも対応できるように2種類入ってます)を挟みシリンダをIN!
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4STと違って面倒なオイルリングがないのでリングの位置さえ合っていればスポッと入ります♪逆に、入らなかったら異常ですから!

シリンダとクランクケースの固定ボルトを4つ締めます↓
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250cc40馬力のエンジンがネジ4本で固定されてるとは・・・

ボルト・ナット様に頭が下がる思いですッ!
まァ~4MINIだって50ccで使ってるM6のスタットボルトをそのまま124ccまで使えるなんてなんか凄く感じる・・・排気量で言えば2.48倍ですよ!!思うんだけどさ、モンキーのエンジンのシリンダの固定ボルトって左右1個づつあっても良いと思うのだが・・・・あの一本がなんかさぁ~不安なんだよねvvvv

ちなみにこれがCRMの下死点です↓
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あの穴から混合気がプシャーーーー!っと散布されピストンが上昇することにより穴が塞がれ混合気が圧縮されて点火されて排気と吸気が連続的行われる、これが2STエンジン!
クランクを数回まわして動作確認したらヘッドを取り付けます。シリンダヘッドガスケットは合いマークがあるので注意!
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シリンダの凸にヘッドガスケットの凸を合わせて、UPと書いてある方向が上です。向きを間違えると、ヘッドとシリンダのLLCの流れ道が変ってしまうので注意!メタルヘッドガスケットは絶対に液体ガスケットを塗布しないこと。メタルガスケットは基本的に1回こっきりの使い捨てです。
ヘッドを乗せて↓
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サーモスタット(現在は廃盤)を装着して↓
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サーモスタットカバーとヘッドのネジを固定すれば~
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完成です!
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ずいぶん長い時間がかかりましたが、これでエンジンのオーバーホールは完了です。あとはフライホイールを回しながらミッションが正確に入るか、部分的に回転の重いところは無いか確認すれば、まず大丈夫でしょう。
ちなみにリードバルブは一部欠けてるところがあったため交換する予定ですが・・・純正はすでに廃盤なのでボイセンか何かのやつを使おうかと思ってます。
昔はCRMの社外部品なんて山ほどありましたが、当然いまでは殆ど無いに等しい・・・DRCとかラフアンドロードとか。

とりあえずエンジンはここまで!
はたしてこのエンジンは動くのか?!それは一番最後のお楽しみって事でvvv
次回は足回りの最悪を書きます(苦笑)

ではまた!
アディオス・アミーゴ~