イカです。
基本的にこのての部品構成はモンゴリ形となんら変わりません。ただ、写真のセンタークラッチ(この形状がスーパーチャージャーのプーリーに見えて仕方ない)の所に乗っている大きなリングが2枚ありますが、このリングはジャダスプリングって名称でCRMの4型からこの仕様になっているようです。読んで字の如く、半クラッチ時のジャダー(ガクガクする感じ)を抑制する機構が追加されたのだと思う。
クラッチアウターのプレートが掛かる部分の磨耗は殆どありませんでした。
コイツをこんな風に掛けます↓
アウタークラッチのギヤっぽい部分に引っ掛けて回らないように固定してロックナットを締め上げます!
よくよくサービスマニュアルとにらめっこしていると意外な事実が発覚!
前回のブログでも触れたモダンの4Vヘッドですが、いろいろ調べてみるとかなり評価の良い物であるらしいことが発覚。ただ、あくまでも
『モンゴリ系のエンジンの知識をそれなりに持った人ならば活かせる』
という話。
これは是非とも試したい逸品で有ることは間違えない。
46000円・・・・・確かに安いが、ウチの一ヶ月分の食費に匹敵する金額・・・・どうすれば捻出できる?!売って金になるような物は無いしなぁ~~~
さて、CRMです。
いよいよエンジンも終盤に入ってまいりました♪
前回、キックギヤまで行きましたので、クラッチ周りの取り付けと参ります。
こちらがクラッチ一式。

まずセンターシャフトに新品のアウターガイドとニードルベアリングを入れます。やっぱベアリングはごっついネ!


この辺はそれほどの消耗品ではないので分解毎に交換する必要は無いです(部品はまだ出ます)。
オイルアップを忘れずに!
クラッチアウターを組み付けます。

クラッチセンターを組み込み専用のワッシャうぃ入れロックナットを入れて7.5kgのトルクで締めます。

さてさて、ロックナットを締める訳ですが、コイツがまた厄介でギヤのセンターシャフトと一体になる部分であり、フライホイールを固定しても動力の伝達機構がクラッチプレートを還して行われるため意味が無いのです。したがってセンタークラッチ単体を固定する必要があるのですが、それに使う特殊工具がコレ(上のドライブフェイスホルダー)↓


ナットを締め上げたらナットのロック部を潰して完了。

ちなみにこのロックナットはまだ在庫がありますが、残りが少ないようです。こんなのXRとかから流用できないのかね~。
後は一番奥にジャダスプリンとスプリングシートを入れてクラッチプレートとクラッチディスクを収めて完了・・・・と思いきや、どうにもクラッチの順番というか枚数がおかしい?!パーツリストの仕様どうりに『6枚』注文したはずなのになぜ??

CRMの4型以降はジャダスプリングが追加された分、一番奥に入るクラッチディスクの形状が違うのだ!形状が違うっつー事は品番が違うって事だ・・・したがって私の手元に6枚しか新品が無いってことは・・・
手配してない
って事だ!!
うわ~~こういう所が素人丸出しだよねvvvお恥ずかしいvvvvv
無いものは仕方ない、古いプレートを使う事にしよう・・・。一番奥の色が濃いやつ。

最終的には6+1枚で合計7枚必要だったわけだ。
それから、殆どのクラッチプレートは合いマークがあるので揃える事。

最後にプレッシャープレートを取り付けます。

↓↓↓

たっぷりオイルアップしてやりクラッチ部の完成です。
それにしても、この程度の大きさのクラッチユニットで40馬力ものパワーを伝達できるかと思うと驚くばかりである。
次回は分解の際に壊してしまったウォーターポンプ部の組み立てに入ります。
一応、ウォーターポンプ部の組み立て、シリンダ排気デバイイスのOH、ピストンの組立てでこのクソ長いエンジン編が終わります。その後は倒立フォークのOH、スイングアームのベアリング交換、CRM-ARのラジエーター移植~完成というようなステップで進めて行く予定です!
もしかしたら・・・・モダン・・・ってネタもあるかも?!
ではまた!
アディオス・アミーゴ!