イカです。
ホームセンターで買ってきたM12のボルトとM12の全ネジとワッシャと鉄の板。
古いクランクベアリングのインナーレースをサンダーで削った物。
ベアリング側↓
こいつの何が凄いって、冷凍庫でも不可能なマイナス-85℃を液体窒素とドライアイス以外で実現できる優れもの!しかも殺虫成分が入って無いから部品への影響なし!こいつでベアリングを可能な限り冷却してチンチンに熱した(若干、過剰な表現です)クランクケースにIN!ってあれ?
後はアウターを軽く金槌で叩いてやって・・・あさっり挿入完了な罠vvvvv
ホクロのような謎の突起物!名称はわかりませんがバリのようなもの。この手のバリはモンゴリのケースにも多数存在します。見つけたら必ずスクレーパー等で取りましょう!こんな物が取れてエンジン内を遊ぶかと思うとゾッとしますわ!!!
このエンジン、どうやらシルバーで塗装してあったようです・・・・なんだかなぁ(苦笑)
ご無沙汰してました。
さて、整備に必要なアイテムといえば、コンプレッサーですネ。
当方もホームセンターで売ってるモーター直動レシプロ式のコンプレッサーを持っているのですが、先日CRMのクランクケースを洗浄していた所、コンプレッサーの稼動音が・・・・
『トトトトトトトトトトットットットットット・・・ト・・・トトッ・・・ト・・・・ト・・・・・トフン・・・・・』
止まったよ!!あれあれ?壊れた??
それもそのはず、このコンプレッサー、数年前にオイルの覗き窓が割れてオイルフリー状態で運転してたわけで・・・

たたま~~に割れた覗き窓からスプレーグリスをブーブー吹いてやっていたが、どうやら限界のようだ。
そしてイカはコンプレッサーを失う事になりましたとさ!めでたし、めでたし♪
んな訳ねぇ~だろ!!!
タダでさえ金がないのにコンプレッサーが壊れたとか死活問題だ・・・・嗚呼。
さて、CRMです。
エンジンを分解したところで止まっていたのですが、ついに組み立てに参ります。
今回のメインであったクランクベアリングも見事に抜けましたので、今度は新品を組み付けます。
ベアリングは交換するときは壊すこと前提で抜き取りますが、新品はそうはいきません。
絶対にベアリングの玉と内側のインナーレースを叩いてはなりません!!もちろん抜いたときと同様にハンマーで叩いて打ち込む事は可能ですが、本体ならばインストールツールっつー物を使います。ですが、このインストールツールはあまりに特殊で使用用途が限られてる(ほぼ専用工具)ので持ってる訳ありませんし、単車のような太いクランク軸に対応するインストールツールは純正部品として売られているだけでホームセンターで売ってるレベルではありません=非常に高価!
インストールツールの原理は『押し込む』では無く、『引っ張り込む』です(ベアリングにかかる力の方向からすれば同じことですがvvv)。
つーことで、フライホイール側からクランクベアリングを引き込みます。用意したツールはこちら!

それと・・・

これらをこんな風に組み合わせます!えいっ!!
フライホイール側↓


結果、こうです!

説明しなくても解ると思いますが、貫通したボルトの両端のナットを締め込んでゆけばベアリングが圧入されるという優れもの!!当てるためのベアリングのインナーを削った理由は、押し込み際に新しいベアリングのインナーに荷重を掛けない為だ。押し込みはあくまでもアウターレースに荷重を掛ける!
これで完璧です!
それではナットを締め込んでゆきます・・・・グイグイ・・・グイグイ・・・グググ・・・ん?あれ?なんかナットが重くなったぞ?なんとなく違和感を感じたので押し込まれ中のベアリングを見てみると・・・・うわ!!
ベアリングが水平に押しこまれてないぞ?!
((;゚Д゚))ガクガクブルブル
どうやらこのインストールツールは
安請け合いに作りすぎた
ようで失敗ですねvvv
ではどうするか?
最終手段です、冷間商法ですvvvv
ハウジング(クランクケース)を温める!

ベアリングをキンキンに冷やす!害虫を冷凍死させるフマキラーの『凍死ジェット』を使う!

ズルって入っちゃったよ?!

なんかさ・・・始めからこうすりゃ~よかったわvvvケースのL・Rどちらも同じ処置でベアリング挿入完了!

ちなみにアルミ鋳造のクランクケース(ギヤケース含む)にはこんな物がへばりついてます!

さらに、ベアリングを組む前にケースの中と外をガソリン+灯油で洗浄したのですが・・・・銀色の粉が?!

やっとここまで来て組み立て&補修に入ります。
ちょこっとネタを貯めたのでボチボチ放出します!
ではまた!
アディオス・アミーゴ!
あ~ゴリラ乗ってないなぁ~~~