イカです。
クランクシャフトについている3枚のギヤを外します。
めっちゃ非合法な固定方法に見えますが、実は合法なんですネ。モンゴリ系のエンジンもコレと同様の固定をする治具さえ売られているくらいです。ただ専用治具がないのでプライヤーを代用さえていただきます、ちょうどグリップの所にゴムの滑り止めも付いてるし最適です。コイツを噛ませてちょちょいのちょ~~~~・・・・ん?
発火するんじゃね~かと思うくらいまでチンチンにして(それでもボルトが赤くなる事は無かった)駄目もとで一気に回してみる!!
抜けてきてびっくり!呼び径のボルト?!
多少難儀ではありますが、きっかけさえ出来てしまえば、あれよと言う間に真っ二つです!
↑こちらがクラッチ側になります。必要がなければ無駄にミッションを分解しないことをお勧めします。
クランクシャフトはジェネレーター側にくっついてきました。
このベアリングはホンダのオリジナルでJIS規格では無いものなのでダメになったらその時点で終了vvv当然パーツも廃盤です。
若干サビが出ていて手で回すとゴロゴロと音がする。
関東もやっと冬らしい気候になってきました。
先週あたりは羽虫は飛んでるは~実家の椎茸は出てるは~と暖かい訳でもなく寒くも無いような日が続いてましたわけで。こんな年は2月頃にドカ雪が降るなんて言う予測も?!『暖かいから雪が降らない』という事では無いようです。
ちなみに宝くじで3億当たったら仕事辞めて自動車整備士の資格取って北海道に移住する予定です。そのまえに、宝くじを買うための資金調達をせねばOrz=3333
さて、毎度お馴染みのCRMのエンジンです。
前回はウォーターポンプの分解まで行きました。
そこからクランクケースを割るために色々外します。
とりあえずここまで外したので↓

ごらんのとうりでギヤを外すにはボルト一本外すだけで超簡単作業♪
まず、クランクが供回りしないように固定します。

よっと!・・・・おりゃ!・・・・・うぐぐぐぐ!?あれ?
抜けない・・・
ちょ!なんやねん!!規定の締め込みトルクは8㎏、300㎜のロングレンチで回せば十分外れるレベルなのだが、
びくともしない?!
そこでちょいと心配になる・・・この手のボルトは『逆ネジ』の可能性があるからだ。クランクの回転方向からすれば逆ネジは無いと思われるのだが、心配になりヤフー知恵袋で聞いてみる事にした。
『CRMのエンジンをOHした事がある方にお尋ねいたします、クランクのネジは右ネジですか?左ネジですか?(簡略)』
するとこんな回答が・・
『サービスマニュアルを見たらいかがですか?マニュアルも無しに分解する方が間違いです(簡略)』
全くごもっともな意見です!しかし~私が質問したのは『右回しか左回しか』という内容であり、説教を貰うために質問した訳ではありません。最近の知恵袋は『自分で調べてください』というなんとも心無い答えばかりでうんざりです。その後、心ある方から『右回しです』と回答を頂きましたのでお礼のをお支払いいたしました。
さてさて、右回しと解れば次にやる事は一つ!
灼熱地獄の刑
ですvvv
バイク屋さんとか工場系の方ならばアセチレントーチを持ってるのすが、当方のようなサービスマニュアルも無いのにエンジンを分解するひよっ子が持っているのはせいぜいBBQの着火で使うガスバーナー程度です。とりあえずコイツで焼いてみます。

ガスバーナーは火の範囲が広いので周りが焼けないように鉄板でガードして炙ります。5分くらい炙ってボルトにソケットを当てて数回金槌で叩いて回してみます・・・・エイヤーーーーーーーーーー!
ギィ・・・・・。
あれ?一瞬動いたが、それっきり回らず。腕がプルプルするぐらい踏ん張っても回らず・・・。おかしいなァ~抜ける予定なんだけど・・・駄目なら最後の手段でボルトの頭をサンダーでちょん切るか。ボルトを切る覚悟ができたので、この際だから思いっきり炙ってやりましたよ!10分くらいバーナー固定でvvvv
煙がモクモクと上がって来て

フンッ!!!!!!うぐぐぐぐぐぐぐうぐぐぐぅ~~~~
ギギィ~~~~
お!回った!!!!


全体を抜いてみて軽く熱しただけじゃ抜けなかった理由がわかった。ネジ山そのものはクランクシャフトの端から20㎜くらい奥にあったのだ。ゆえにそこまで熱が伝わるくら熱しないとダメだった訳だ。
いやもう本当に間一髪でギロチン後悔処刑が始まるところだった(笑)←後悔vvvv
ちなみにCRMの年式によってはこのボルトがナットの仕様の物もあるようです(イカのネット調べ)。
三枚のギヤを外し↓


キーを抜いてクランクを割ります↓

ケースを割るときに、ミッションギヤのシフトアームを固定してるロッドが一緒に抜けて来てしまうのでシフトアームがバラバラにならないように注意!!
それでは御開帳です♪

こちらがジェネレーター側↓

要所要所のベアリングは問題なさそうなのでこのまま無駄に外さずに清掃だけして戻す事にします。

クランクの方はと言うと・・・

これだよ、2STエンジンの怖い所!やはり無理してでもこのベアリングを交換するという判断は間違えはなっかたと思う!
ちなみにこのベアリングは規格ものなので一般で入手可能。
オイルシールも無駄に痛みはありませんでしたが交換します。
ミッションの方もそれほど大きな損傷は無い様子。


さてさて、次はジェネレーター側のクランクシャフトを抜きます!が・・・・神様はそう簡単に許してくれず、
また
試練を与えていただきました(大泣)
それではまた次回に♪
アディオス・アミーゴ!