イカです。
↓↓↓
0.13mm
カバーのセンターはFHの取り付け部となる予定の内側の窪み部分を基準とするため、ここで芯を出します。元々チャックへの取り付け部がフライス加工された部分なので絶対に芯は出ません。
0.18mmの振れ・・・予想はしていたが尋常な振れではない・・・。
さらに3つの生爪の締め具合を微妙に調整する事によりここまでセンターに追い込む事ができます!
そして一番高い所↓
0.02mm
これでFHの取り付けナットを逃がすことができます。
大自然
さてさて、前回の続きです。
フライホイール(以後FHと略します)の芯出し治具が出来上がったので、カバーの取り付け部の芯が出ているか確認します。
治具に固定したFHのカバーを取り付ける部分がクランク軸に対して芯が出ているかダイヤルゲージで確認します。

この部分↓

この部分はもともと芯が出ている必要が無い部分なのでブレているのは間違えない。
ダイヤルを当てて一番針が下がった所を『0』とします。ここを0として一番高い所の数値は・・・


つーことはクランク軸に対して0.13mm振れているって事ですね。
この振れてる事がわかったのでこの部分は削ってクランク軸に対して真円にします。

これでFH側の取り付け部の加工はOK!
あと、カバーを取り付けるためのネジ穴位置を罫書いておきます。

いままでの作業はクランクのブレを防止するためのもの凄い重要な加工でした。たったコレだけの加工ですが犠牲になってくれたクランクシャフトには感謝感謝です!!
次はカバーの加工です。
こちらも一番初めにやる事は旋盤にセットした時の芯出し作業です。

まずはダイヤルを当ててカバーを一周させて一番高い所を0とすると、一番低いところは・・・・


こんなときに3爪スクロールチャックでどうやって芯を出すか?
それは振れの一番大きいところのチャックの爪にシムを追加してやります。こんな感じで~

一番低い部分を0として一番高い所を探すと・・・↓


ここまで追い込めば十分です♪
この手の芯出し作業はあまり追及しすぎると逆に芯が出なくなってしまう(ドツボに嵌る)事があるのでこれ以上は追求しません♪
ここまでやって初めてFHとの結合部の加工に入れます。
まずは内側を軽く切削↓

次にΦ20のドリルでセンター穴を作ります↓



旋盤で穴を空ける時はドリルを回すのではなく、切削物を回転させます。

さらに内側の内径と深さを寸法を測りながらFHの取り付け部に合わせながら切削して行き・・・・

取り付け部の完成です!

ちなみに私のガレージ『イカ輪業』(←勝手に命名)の目前はこんな感じです(笑)

そんな感じでカバーの加工が続きます♪
ではまた!
アディオス・アミーゴ!