イカです。
36.4g
それから一目瞭然だが、カムに当たる面の厚さが全然違う!明らかにJUNの方(上)が薄い。これらが何かの流用なのかどうかは定かでないのだが・・・JUNは信用できるメーカーなのでこの薄さでも問題はないのだろ。
ローラー↓
同じような二つを重ねてみると・・・・
本日やっと府中刑務所・・・じゃなくて府中試験場に免許の更新にいってまいりました。朝830に家を出て帰ってきたのは15時・・・てか恐ろしく混んでたよ!試験場の人もびっくりするくらいに。そして4番窓口のお姉さんが美人過ぎて2回並びましたよ♪♪♪(←本当は書類に不備があった・・・)
さて、集中治療中のシリンダーヘッドですがコイツをどう直そうか色々と考えてみました。
以前にも申しましたが、クランク軸の軸出力というのは非力であります。
アイドリング程度で88CCならば素手でフライホイールは簡単に止められるくらいです。
なので腰上の負荷というのは軸受け一つにしても大きな出力の損失となりえる。
最高峰的な意味合いで言われているDOHCヘッドですが、たとえば同じ排気量で武川の4V+Rと武川のDOHCヘッドの出力特性を見ると4V+Rの方が1~2PS上である。なぜか?
カムシャフト1本分のロスが無いからです。(あ、これ私の勝手な妄想ね)
2カムで4バルブはある意味『1カム2バルブ』のシリンダーを2気筒持ってるのと同じ負荷です。
ただ全てが負荷ではないので勘違いのないように。
3馬力でも30馬力でも【絶対的な出力】があれば2カム4バルブでも負荷がペーされるので逆に効率はよくなる。車で言う『ターボチャージャー(TC)』と『スーパーチャージャー(SC)』では圧倒的にSCの方が加給圧は上がります!しかし動力源がクランク軸直なのでやはり負荷が大きく小排気量のエンジンには不向きであるワナ。だからシボレーのビックブロックを使った4000CCクラスのエンジンならば元々の出力がデカイため、SCの負荷はペーされてしまう訳ですな。
日産のノートには小排気量にもかかわらず小さなSCが付いているが、たしかマグネットクラッチで出力に応じてONとOFを制御しているはずです(違うかも)。
TCは捨てている排気圧を再利用しているため、エンジンに対してそれほど負荷は無いが、排気圧が無いと作動しない。
要するに『いかに腰上に負荷を掛けないパーツを使うか』って事です。
能書きが長くなりましたね!(書いてる自分が何言ってるか解らなくなってきたvvv)
まず、シリンダーヘッドは生かします(イカ故にvvv)、バルブもそのまま使います。
必要なのは
☆カムシャフト
☆ロッカーアーム
☆ロッカーアームピン
純正を注文すればそれで済むのだが、折角なのでいろいろ考えてみた。
まずロッカーアーム。
前回は部品をWPC加工に出した特別仕様だったが、今回は資金難のため加工には出せない。ではシフトアップの純正品をそのまま使うか?

今回、色々と比較するために昔使ってた『やたら高回転が良く回る』JUNのヘッドと比較してみる。シフトアップのロッカーアームは丈夫な分、やたら重い。重量をJUNと比較してみる。
こちらはシフトアップ

39.1g
重いか軽いのか解りませんが~JUNはこのくらい

う~~ん、約3gの差か。ちなみにJUNのロッカーアームはピン通る穴の厚み?がシフトアップより若干短い。ゆえにJUNのロッカーアームはピンのサイドにワッシャを1枚づついれる。

だったらこのロッカーアームを流用すれば済むのだが、世の中にはもっと凄い物がある!
ローラーロッカーアーム

だ。
正直こいつは凄いと思うよ。何がってあんた、ヘッドで一番負荷率が高い所にベアリングを突っ込んで基本的な摩擦抵抗を極力『0』付近まで追い込もうっつーんだらたまったもんじゃない。(摩擦の抵抗とバルブを押すし応力は別ですよ)
でもさ、せっかくローラにしたならピンのところにもニードル入れてよvvv
しかもカムに対して『摩擦』ではないから摩耗も殆ど無いはずだし、先に述べた腰上最大の負荷が無効になるねだからWPCやDLCなんかとは比べ物にならないカスタムとなる。
しかしこのローラーカムは武川ならスーパーヘッド、ヨシムラの『Z』、FIモンキー、これくらいしかリリースされていないのだ。ではヘッドの交換…しかしこの優等生どもは極端に高い!!シフトアップの鍛造ピストルとシリンダーは使いたいのでヘッドのみの交換をしたとしても8万は吹っ飛ぶ。でもヤフオクで4V+Rの88セットは9万前後で買えるんだよな~買えないけどヘッド単品も8万くらいするvvv
本気で4V+Rは魅力なのだがこのヘッド実はちょいと問題がございまして…一ヶ所だけ気に入らないんですわ。それは
『バルブシート』
である。
スーパーヘッドはベリリウム(銅合金)を使っているのだが、生産が台湾になってから質が落ちたようです。コレって結局シリンダーヘッドの寿命なんだよね~。内燃機屋さんで打ち変えシートカットするば元に戻るがアホみたいに金がかかる。バルブの擦り合わせも有効だが、限界がある。べつにスーパーヘッドが駄目と言っているのではなく、レース用部品なので寿命が短いって話しです。
なので4バルブでは無いがヨシムラのZヘッドは賢い選択だと思う。ただ、ヨシムラさんの個性が強すぎてスタンダードなヘッドの社外部品が何も使えないのが難点。私が考えるに究極計はスタンダードヘッドに取り付け可能なローラーロッカーアームが有ればいいんだ!(≧∇≦)
しかし何故こんなスーパーアイテムが無いのか?

有ったよ(笑)
これ中華ヘッドのパーツなんだけど見事にローラーロッカーアーム!危険な香りがするでしょvvv
しかしネットでこのロッカーアームに関して検索してみると、実際に入れてみたチャレンジャーが居るんだな!レビューを見てみると…
静かになったがパワーが出なくなった
と。
何故か?
それはバルタイが大きく変わってしまうからです。
仮に同じカムの角度でローラーとスタンダードを比較してみる。
スタンダード↓



同じカムの角度でもローラーとスタンダードで赤矢印の分だけカムの特性に差がでるのが解る。
面接触であるロッカーアームに対してローラーロッカーアームは点接触になる訳だ。ローラーのR面がスタンダード系のロッカーアームと同じR(曲面積)ならば問題は無いのだが、スタンダードと同じR面にしたらローラーがめっちゃデカくなる。
したがって、ローラーロッカーアームは専用のフィーリングを持ったカムでなければならないって事になる訳だ。
だからスタンダードなカムに中華ロッカーカムは却下。
ではJUNのロッカーアームを使うかシフトアップのロッカーアームにコーティングを施すか…この二つを一気を解決するアイテムがあるんです!そいつがコレっ!
キタコSEロッカーアーム!

こやつは軽い上に特種処理(おそらくアペックスμ?)がしてあるらしく強度・軽さ・摺動性、どれを取っても◎。しかし価格が!!!!
2個で定価8000円は高すぎでないかい?!おそらく大半は調質費用だろうな。ロッカーアームはこれで決まり。
注文してから知ったが・・・デイトナのアペックスμ仕様のロッカーアームが
3600円
だってよ!!
なんでキタコのやつはこんなに高いんだ?!まさか図面から引きなおしたのか?!
文書ばっかりでそろそろ退屈してイヤになる頃だと思いますのでここまで!
ではまた!
次回は悩めるカムです。
ではまた!
アディオス・アミーゴ!
(゚ロ゚)モルァ!!