太古の昔から、人類は「音の持つ癒やしの力」を非常に尊重してきました。
どの伝統文化でも、病気平癒や治癒を担うシャーマンや呪術師は、音や言葉で儀式をします。日本の伝統でも「言霊」と言う考えが深く根付いていますし、チ ベットでは独特の声明やマントラで癒やしをもたらしました。 そして、古代ギリシャのピタゴラス学派の思想、それがじつは音叉のルーツになっています。
少なくとも紀元前3000年前には、実際に癒やしのために音を使う慣行儀礼があったことが明らかになっています。
紀元前500年ごろ、「ピタゴラスの定理」で有名なギリシャの数学者ピタゴラスは、同時に「音楽医学の父」と言われています。音が癒やしに根源的に関わる
として、音楽医学を組織的に学説としてまとめた最初の学者です。ご存知のように現在のドレミファの音階は、彼が生み出したものなのです。
じつに音叉セラピーの起源はここまでさかのぼります。
16世紀にはイタリアで、音と波動の人体への影響が複数の研究者によって解明され、17世紀にはドイツで18世にはイギリスで、研究が発展しました。
20世紀には、音叉と癒やしの関連について科学的検証が増加し飛躍的に研究が加速します。例えばフランスでは、トマティス博士が、聴覚障害者のために音叉を使い目覚しい効果を見せて政府から業績を称えられました。
アメリカでは整形外科医やオステオパシー医が、音叉を治療に使うのは当たり前ですし、ヨーロッパでは音叉ヒーリングに保険が使える国もあります。
じつは、私たちの身体は、それぞれの組織が独特の音を奏でています。私たちの身体も、全ての細胞が独特の波動を持っているのです。肝臓の周波数、腎臓の周波数、骨の周波数・・・
それはちょうど、オーケストラで、フルートやコントラバスなど様々な楽器が必要なのと同じです。異なる音色が調和を生み出し、美しいハーモニーとなって交響曲を生み出します。
私たちの身体はそれと同じ、素晴らしいオーケストラなのです。心と身体の健全な状態は宇宙とつながった素晴らしい交響曲です。ところが、その音のひとつが、例えば第一バイオリンが狂った奇妙な音で演奏したら全体のシンフォニーはぶち壊し。
人間の健康と病気も同じです。健康は素晴らしいハーモニー、病気や不調は調律されていない音色・・・
その音色を整えるのが、音叉セラピーの役割です。
ご存知のように、音は波動なので、波動が干渉しあって、相互に共鳴・同期化を起こすことが可能です。
そして、音叉の何よりも良いところは、最初から一定の周波数にきちんと調整されているので、具体的に対応することが可能なのです。さらに、個人の経験や修
行、いわゆるカンとコツに頼るのではなく、科学的に音叉の周波数の数値・規格が厳密に決まっているので、誰でもそれを使うことが出来るのです。
ただし、音叉ヒーリングは非常に強烈な効果をもたらすので、正しい知識と技術を身につけた上で、クライアントに施術をすることが必要です。
アメリカで有名なコーネル大学付属病院のがん予防センター長のミッチェル・ゲイナー博士は「音には生理機能の全てに働きかけそのアンバランスを調整する作
用があるので、事実上、どんな症状や病気にも有効だと考えられる」と、語っています。しかも、音叉ヒーリングの素晴らしいところは、もちろん直接身体に作
用しますが、それだけでなくて、感情レベル、精神レベル、霊性レベルなどに深く影響し、その人の内面を変容に導く力があることです。調律されたような、不思議なすっきり感がバランスを整えます。
◆こんな方へ、音叉の癒しをオススメします◆
単なる肉体的な症状だけでなく、もっと深いところまで整えてくれるのが音叉セラピーです。
特に、感情面では目覚しい効果が期待できます。同時に、振動は肉体的な問題にも働きかけ、「バランスを整える」ので、本当に様々な症状に対応しています。
肉体的には東洋医学の経絡やツボなどにも影響を与えます。また、病院に行ったけれど、検査しても原因がわからない。何だかだるい、調子が悪かったり疲労感
が続くけれど、西洋医学では門前払いの方にも効果が期待されます。
エネルギーフィールド(いわゆるオーラ)に溜まった滞りをすっきり取り除き、全体のエネルギーの代謝と活性をもたらすことが出来るのです。
全体のバランスを整えることこそ、自然治癒力の第一歩です。
【チューニングフォークセラピー®ジャパンより転載】