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劇団四季のミュージカル最新作『春のめざめ』 のモニター観劇の機会を

CyberBuzzさんより頂き、先日自由劇場に行って来ました。

2人1組のペアチケットを頂いたので、芝居が大好きなオットを誘って。

学生時代はそれこそ何十公演もの芝居を観て来たオット、

実は自ら役者になりたかったというのはホントの話。笑

(結局、夢より安定を選んでしまったとか)

そのオットもミュージカルは初体験なのだそう。私もです。

なので、このお話を頂いた時からすごーーく楽しみにしていたのです。


自由劇場も当然初めて入りましたが、思いの外コンパクトなのですね。

それだけ間近で見られるってこと。

それと驚いたのは、ステージシート。

舞台の両脇に並ぶお椅子は何なのだろう…セットの一部かしら?と思っていた私。

「あれも観客シートだよ」とオットに聞いてビックリ!

えっ、あんな傍で観られるの?でも、開演までみんなの視線を浴びてちょっと恥ずかしいね…なんて。

そのステージシート着々と埋まっていくも、開演時間になってもところどころに空席が見られ、

あらら、残念ね…と思いながら始まってしまいました。

ところがところが。

なんとその空いた席、役者さんたちが座る席だったのです。

公演中、役者さんと一体になれるってわけ。すごいですよね~

ファンにはきっとたまらないでしょうね^^


amapola*-春のめざめ2

舞台は19世紀末のドイツ。無味乾燥な授業、理不尽な教師たち、無理解な親…。

思春期の直中にある10代の少年少女たちは、

保守的な社会の中で息が詰まりそうな退屈な日々を送っています。

成長していく自分の身体に戸惑いを隠せないベンドラは、

母親に「赤ちゃんはどうしたらできるの?」という衝撃的なセリフから始まります。

性のめざめ、虐待、退学、自殺、10代の妊娠、同性愛…と内容はかなり衝撃的です。

でも今の時代、どれも身近な現実ではないでしょうか。


誰かを大切に思ったり(男女問わず)、その中で悩み苦しみ、切なさも味わい、

時に親や先生に反抗もした私の10代、、

当時の自分と重ね合わせながら、ぐいぐい惹き込まれて行きました。

キャスティングも素晴らしかったと思います。

中でも、今回主役を演じたベンドラ役の林 香純さんとメルヒオール役の柿沢勇人さん、

絡み合うシーンでは肌を露出し合い、思わず目を塞ぎそうになった程の迫真の演技。

私が想像するミュージカル像とはえらく異なり、それはそれは驚きの連続でした。

でもね、決して嫌らしく感じないのです。

ハンドマイクとスタンドマイクを使って歌う独特の演出スタイルと、

音楽もロックを基調としたポップスで。

突然胸元からハンドマイクを取り出し歌うシーンには、思わずクスッと。

綺麗~~な歌声は心にどんどん響きました。


amapola*-春のめざめ3

途中20分の休憩を挟み、トータルで2時間半の公演。

あっという間に時間が過ぎてしまいました。

最後のカーテンコールも見もの!

拍手が鳴り響く間中、何度も何度も出て来ては消え、出て来ては消え、、

6,7回(いえ、もっとかな?)もこたえてくれましたよ。

個人的には、メルヒオール役の柿沢勇人さん、結構好み。笑

オットに話したら、「俺は最初アンジャッシュかと思ったよ…」ですって。

彼の他の公演も見てみたいな。。(ノ´∀`*)


春のめざめは、私の"ミュージカルのめざめ"ともなったような気がします。

オットも久々の芝居に、今度はライオンキングが観たいと。私も私もー!

横浜公演が決定したキャッツも行きたい!!

お互いの感想を述べ合いながら、この晩は美味しいビールを交わしたのでした。

素敵な機会を頂きありがとうございました♪


劇団四季『春のめざめ』

2007年トニー賞11部門ノミネート、主要8部門受賞の、全世界でもっとも注目を集めているミュージカル。


URL: http://www.shiki.gr.jp/applause/springawakening/index.html

場所:「自由劇場」
    (住所)東京都港区海岸1-10-53 
    (アクセス)JR山手線・京浜東北線 浜松町駅北口より徒歩約7分
           地下鉄 都営浅草線・大江戸線 大門駅B2番出口より徒歩約9分
           新交通ゆりかもめ 竹芝駅から徒歩約3分
           水上バス 日の出桟橋から徒歩約7分
    (地図)
http://www.shiki.gr.jp/theatres/jiyu/map.html


amapola*-自由劇場 amapola*-パンフレット



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