すべて郵送完了 | アマノバイオリンスクール

11月末が提出期限の来年の音楽祭への助成金申請、すべて郵送完了です。Y夫さんT先生ご協力ありがとうございました!
沖縄県からの「推薦書」もいただくことができました。
県庁から海を越えて300kmの宮古島です。
気軽に相談に伺うこともできません。
でも、沖縄は県庁もいい人ばかり。...
今日は8回電話でやり取りして4回PDFのやり取りをして完了。

民間の任意団体である私たちが申請できる助成金は、私たちの事業からすると、本当に小さな規模です。
それで事業が賄われるようなものではありません。
その上倍率も非常に高いのです。
でも、これは私たちにとてもとても大切な作業です。

今回の助成申請書を作る過程で、「何が目的なのか?」「この10年間何をやってきたのか?」がさまざまな角度から色々な形で問われ、限られた字数でしっかり言葉にする作業を繰り返しました。
それは、助成金申請初心者の私たちにとって大変な作業でしたが、私たちの歩みを振り返る懐かしく幸せな時間でしたし、これからに向けてすべきことを明確化し、しっかり言語化する大切な作業でした。
2013年の夏、文化庁文化部長の川端さんとお会いした時に、「日本はなんでもそうですが、とりわけ文化芸術面での東京と地方の格差は異常なくらいです。」としたうえで、私たちの事業を「素晴らしいもの」と仰っていただきました。
助成金申請という形で、国や県や財団やさまざまな文化団体に、私たちの島の子どもたちの抱えている問題とその解決のための私たちのアイディアを理解していただくことができます。
その理解の和を広げて、東京から1800kmも離れてるのに、一流の芸術家や教育者や大学生がしょっちゅう来て、子育ての素晴らしい知恵がいっぱいあって、みんなが一生懸命子育てをしていて、だれでも高い教育が受けられて、それが魅力で子育て世代がどんどん移り住んでくる島になればいいなあと。

つまり、東京から離れているからこそ、しっかり助成金を取りに行かなければならないのだと思うのです。
今私たちがたくさん助成金申請書を書いて勉強して、その方法をこの島の音楽教育関係者でシェアして、次世代の教育者たちにつなぐのです。

宮古島に移住して10年間、子どもたちとご協力くださる皆様と作ってきた一つの集大成が来年の音楽祭なのかもしれません。
今日こうやって助成金申請を出せたのは、子どもたちと私たちのこの島での音楽教育を10年間、そしてこの音楽祭を3年間続けることができたからです。
ご支援くださっているすべての皆様に心からお礼申し上げます。