ゆったりとした姿勢で


腹の底から


息を吐き


しばし止めて


新鮮な酸素を吸い込み


全身に満ちてくる


みなぎる力を


愉しむ




これに集中し


無心に行う




ただこれだけで


息は整い


波長も整う



如何なる秘儀も


経文も


祈りも要らない



心の針をとどめる



ただこれだけで


平穏と平和は


あなたのものとなる





心が千々に乱れ


悩乱している時こそ


行うべき作法である




目覚めた時も


夕べに涙する時も


万死に際して


もうだめだと思う時も


これを行うのである



信じて行う者は


そのことを理解する




波動とは


あなたの心の


波動のことである


だれもが


トランシーバーのように


電波を発信している




全ては波長であり


波動である




その旋律に応じて


ゆっくりと


しかし確実に


宇宙は変化し


様々な事象として


あなたの眼前に現れる




それを


引き寄せと呼ぼうが


願望実現の法則と呼ぼうが


宇宙から見れば


なんの変哲も無い日常として


繰り広げられていることである





この


宇宙のことを


時に真我と呼ぶ




真我は


個を理解しないそうである


なぜならば


全てが


真我であるので


特別に切り分けないからである




衝撃な事実だ


私は私


あなたはあなたと


切り分けて生きてきた


それがないと言う



これが


長らく皆が探し求めた


真理であり


あなたが見てきた世界の


真実の姿




これを解く鍵が


自我であり


無我である




これを簡単に理解する者


なかなか理解出来ない者


全く理解出来ない者あり




いやしかしと


あなたは呟き


どうしてもその目で


その耳で


その触覚で


味覚で


あなたは感じ


あなたは判断し


あなたは善悪を分ける




そのように


分け続けて


今のあなたが出来上がった




そして


その結末はどうだ


心の底から


安心は湧き上がっているか?


何もないこの幸せが


ひたひたと押し寄せているか?



持たざることの幸せ


持つがゆえの不幸せ



ほとんどの方が


まだ何かある


特別な素敵な何かが


きっとどこかにあって


ひとつ見つけても


まだまだ足りないと


手を伸ばし


掴もうとして焦り


そうして


気がつけば


何かを無意識に


探しているはずである



それが


自我人間の特徴なのだ






だかしかし


それは


善悪ではなく


ただ


宇宙の運行の一つとして


ただ私たちに


自動に起きてきて


自動的に結果として


完璧なタイミングで


奇跡のような精緻さで


歯車は回転し


流れ流れて


営まれていく


ただそれだけである




そこになにがしかの


理由などない


あなたの過去の選択は


全てこれであるというのだ




なのに



どうしても我々は


理由を考える




知能があるゆえに


肉体を持つがゆえに


感情が動くゆえに




蟻のように


せかせかと忙しなく動いて


必死に考える




そしてますます


個は確立し


他と切り離される



ゆえに


ゆっくりと息を吐き


ゆっくりと息を吸う




真実は


世界は完璧に運行しているが


それを


ただ肉体感覚器官としての


【あなた】が


五感で認識したと


勘違いして


あれやこれやと


妄想に近い認識力で


言っているだけで


それは真実とかけ離れている


ということだ




それがあなたへの


とどめの一言である




ゆえに


この今も


人生を終える


その時も


限りなく平穏な心で


正確に受け止めるように


その目に映る範囲こそが


宇宙の真の姿であり


私たちは本当は


何も付け加えることが


出来ないことを


確固とした確信として


肚に落として


この夢のような人生を


生きていく