かいこの読書感想+もろもろのブログ

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読んだ本の感想を公開しようと思ったけど、他のことも書きたくなった

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第一部第一章 優しさの人?それとも正義感の人?
ミリエル司教の性格というか心の動きというか、その人となりがイマイチ読み取れない。
全ての罪を許してしまうような、慈愛に満ちた超善人かと思いきや、死にかけの老いた元革命議員に喧嘩を売り始めてびっくり。
信仰心の無さが気に食わないのか、死刑への忌避感が絡んでるからか、それとも革命で自身や家族が苦労したことが影響してるのか。
私が西洋の道徳観念を理解できてないからかも。


第二章 「俺はみじめな男だ!」 荒んだ心は簡単には戻らない
やっと出てきたジャン・ヴァルジャン!
銀食器を盗み出すときに司教を殺してたら、ジャンの心はすっかり怪物になりきって、葛藤に苦しむことはなかったかもしれない。
というか、寝室にいたのがミリエル司教でなければ、そもそも寝顔が見れるような月明かりが差し込んでいなければ、殺してたと思う。
人間は愛されない日が続くと、心がどす黒く染まってくよね。


2020/12/29追記
第三章 「食事代は済んでいます」 は!!? 
初登場、トロミエス。第一印象は最悪な男。
いろんな作品(特にひと昔前の少女マンガ)でダブルデートトリプルデートはみたことあるけど、まさかの4組デート。ダブルトリプルの次はなんて言えばいいんだろう。しかもラストは置き手紙1枚でみんなバイバイ。あまりの展開についていけない。
妊娠させておいて捨てるとか、どうなってんのおフランスの貞操観念。しかもその理由が僕の力が祖国のために必要だからとか、社会的な義務のためだとか、ちょっとナルシストすぎて不誠実すぎて理解できない。
衝動的に同性のファンチーヌに同情してしまった。トロミエスの酔いに任せた長い演説含め、途中途中だいぶ読み飛ばしたので、ゆっくり読めば印象が変わるかもしれません。



2021/04/29追記
第四章〜第二部第五章 
面白すぎて、このワクワク感を文章に書き起こすよりも先を読み進めたい、という気持ちを抑えられなかった。
ただ、ワーテルロー周辺の話は興味がもてなくて、というよりジャンの話の続きが知りたすぎて読み飛ばした。後で興味が湧いたら読み直そ。
初発の感想は記憶が薄れてしまったので、各登場人物への所感を書きます。

ジャンヴァルジャン→私も人のことは言えないけど、とても衝動的な人だなぁ、と感じた。何も決めずに町を飛び出したり、裁判で自白しちゃったり。市長まで登りつめて人格者風に変わってるからこそ、そのギャップに人間らしさを感じることができる。人生に意味を求める姿を見せられて、ついつい応援したくなる。

ファンチーヌ→映画のアンハサウェイのイメージが強すぎて、文中では凋落っぷりがたっぷりと表現されてるハズなんだけど、美しくて儚げな印象がどうしても消えてくれない。理解しきれてない登場人物その1

コゼット→健気。良い子。あんな環境で育って、なぜ性格が歪まないのか不思議で仕方ない。理解しきれてない登場人物その2

コゼットの育て親→よくある意地悪な継母継父って感じ。こんな人、現実にいるのかな?理解しきれてない登場人物その3

ジャヴェール→まだよくわからない。こだわり強め男子。理解しきれてない登場人物その4



第二部第六章以降 いつになるかわかりませんが、読み進めたら書きます。